大光明世界の建設(四) 世界統一の中心 (光明世界四号 昭和十年一月十一日)
今迄吾々は、日本が世界を統一すると言ひ、又、それを信じてきました。何故であるかと言ひますと、日本は世界の中心であるといふ事であります。所が、世界は日本を称して、極東の国と言ってをります。極東といふと端っこと言ふ意味になります。その端っこが世界の中心であるとは一寸変にとれるのであります。それに
この題の下に前号に色々かいたが、まだ言い足りない点があるので、再びかいてみようと思うのである。というのは目下ジャーナリストがこの問題に対する批判として、各新聞に出ているのを見ると、尤もらしい理屈はかいているが、その実平平凡々、何等新味はなく
抑々人間なるものは万物中最高級なる生物であって、実に神秘霊妙到底人智では計り得ないものがある。処が科学はそのような深い点は全然未知なるが為、人間を以て単なる一個の動物と看做し、物質である肉体のみを対象として来たのでから、病気を以て肉体の毀損と解し、薬剤や機械等の物質を以て修理しようとする甚だ単純な考え方であった。
今のは学校の勉強時間のような話ですが、これが本当に分れば何でもないのです。逆の方の教育を受けたために非常に分り難くなっているわけです。つまり救世教というものは高度の科学を教えるわけです。だから宗教ではないと言う