疫痢 (自観叢書十 昭和二十五年四月二十日) 2020.10.29 子供の病気の中怖ろしいのは疫痢とされている。処がその原因としてよく言はれる 事にはバナナとか餡気のものとか、凡て食物の為としているが、そんな事は絶対にな い、疫痢は猛烈な浄化作用で、その浄化発生の直前食べた食物に罪を着せるという訳 で全く真の原因が解らない為だ。 『文明の創造』科学篇「小児病」(昭和二十七年) 単に小児病といっても、其種類の多い事はよく知られているが、小児病は突如として発病するものが多く、而(しか)も物心のない赤ん坊の如きは只泣くばかりで、何が何だかサッパリ判らないので、母親として只困るばかりである。先ずそれからかいてみる