岡田茂吉 此事実を何とみる (自観叢書十 昭和二十五年四月二十日) | 岡田茂吉を学ぶ

此事実を何とみる (自観叢書十 昭和二十五年四月二十日)

前項に述べた如く、おかげ話の全部は事実ありのまま書くように厳重に注意を与えている以上些かの誇張もない事は言う迄もない。此おかげばなしの感謝、感激の報告は日に月に漸増しつつあり、最近は一ケ月数百通にも及び、全部の掲載は困難になったので、目下方法を講じている実状であるにみて、如何に救はれる人の殖つつあるかが知らるるのである。読者も見らるる通りその感謝に溢るる文章を見ては眼頭が熱くなり、滲み出る涙を幾度拭うか分らない程である。然し驚く事はあらゆる病気に対する治病成績で、これに就て種々の角度から検討してみるが例外なく医療其他現在行われつつある凡ゆる療法は大雑把ではあるが、大体三分の一は効果なしといふ事、三分の二は反って悪化したという事実であるが、之程の大問題はあるまい。此の報告を見た専門家は勿論の事、一般人に於てもあまりの意外に撞着しない者は一人もあるまい。

今日全世界の文化民族といわれるその悉くは、現代医学の進歩を信じ、これに生命を托す事を以て最善の方法と信じ、殆んど常識となっている事である。然るに、私は既成医学を是正せんとして十数年以前から、此事を徹底的に世に知らしめん為終戦前三種の著書を著はしたが三種とも発禁となったので諦めたのである。今日は余程緩和されたが、以前は医学の医の字を言う事すら許されない、例へば患者に対し医療でなくとも、私の方で治るといったその言葉だけで医師法違反に問はれ、私は三日間留置場に容れられた事もあり、又パンフレットに、現代医学が行ふ手術は病気の患部を除去する方法として肉を切り血液を消耗し、病苦を与える以上野蛮的方法であるに比し、吾等の療法は些かの苦痛も与えず、肉体を傷つける事なくして、如何に深部の病根をも除去し得ると言う事を書いた処忌諱に触れ、警察へ召喚され、永々と御説教の末、罰金を取られた事さえあった位であるから、他は推して知るべきである。斯様な時代であった為、止むを得ず一切沈黙を守り、ただ事実によって天下に示すより外に方法がなかったのである。

処が最早沈黙を破るべき時期となったので此著によって世に公にする事となったのである。

事実、神意は人類の病苦は最早や打切られなければならない時期となった事を示されるのである。勿論苦悩の根本は人間の病患にある事は、私が常に繰返し言ふ処で人間が霊肉共に健康になったとしたら、他の凡ゆる苦難の大半は解消する事である。その暁こそ、吾等の目標たる地上天国の出現は何等疑ふ処はないのである。

キリストの唱えた、天国は近づけり、の大予言も、釈尊が唱えられた彌勒の世も此の事に外ならないのである。私は医学者でもなく、医学を学んだ事もないに拘はらず、病気に関する一切は神示によって根本的に知り得たので、前述の如く現代医学が如何に邪道に陥っているかが明かに判った以上、その是正こそ人類救済の第一義として私をして病無き世界を造るべき大使命を神から委任された事を深く思うのである。

おかげ話の掲載が少なくてすみません。御在世当時のおかげ話も、これからは定期的に掲載していきたいと思います。

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