新玉の 年を迎へて芽出度けれ 空晴れ亘る今日の初日に
新年を 祝ぐ気持ち朗 かに 自 からなる今日のこの朝
仇雲 は 遠去りゆきて久方の 空にかがよふ初日の光り
大いなる 歴史の節は近寄りぬ 眼 開きて世のさまを見よ
戦 ひの 悩み病 の苦しみに 戦 き喘ぐ大峠来も
只神に 縋るよりなき世の終わり 来つれば人々 悔ひ改むるらむ
今年より 茨の道を後にして 栄の道を進みゆかなむ
二十廻り 五六七の年を経へて 開けゆくらめ八字の姿に
目に見ゆる 力は限りあるなれど 見えぬ力ぞ限りなきなり
目に見えぬ 金剛力を吾揮ひ 大千世界を浄めぬくらむ
散花結実 はや越し方の夢とすぎ 木の実育たう時となりぬる
幾年振り いと爽やかな心もて 新春迎ふ今朝のひととき
御教え集18号の新年の御教えを読ませていただくと、詠まれたお気持ちが良く伝わって来ますね。