岡田茂吉 『文明の創造」宗教篇 「キリスト教」昭和27年 | 岡田茂吉を学ぶ

『文明の創造」宗教篇 「キリスト教」昭和27年

 キリスト教は、キリスト生誕の時から在世中は固(もと)より、十字架に懸られる迄の凡ての事は、微に入り細に渉(わた)ってかきつくされているので、今改めてかく必要はないから、私としての今迄何人もかかなかった事柄に就(つい)てのみかくに止どめておくので、読者は諒(りょう)せられたいのである。

 私が常にいう如く、神は何千年に渉って、天国的文化を形成する目的の下に経(たて)と緯(よこ)の経綸をされて来たのであるが、其経の経綸の代表的宗教としては仏教であり、緯の代表的宗教としてはキリスト教であった。そこで仏教に就ては既に解説して来たから、今キリスト教に移るが、緯の経綸こそ物質文化の進歩発展の基本であって、即ち科学である。今日驚くべき文化の発展は、全くキリスト教以来の世界的経綸である事は言う迄もないが、茲に於(おい)てキリストは何故生れたかという事や、其他の点に就て次に詳しくかいてみよう。

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