（お 伺 い） 昭和二十四年三月入信の信者でございますが、心臓弁膜症にて悩んでおりましたのを御守護頂き喜んでおりました処、昨年十一月始め雨に濡れてより風邪の気味にて体がだるく、家業の農業はできず、漸く炊事ができる程度でブラブラ致しておりました（この時より月経閉止致し、現在まで全然ございません）そのうち次第に病状が重くなり本年二月事情により実家（未入信のうえお道に対して全然理解ございません）へ帰り、療養致しておりましたが、付近に信者さんもなく、御浄霊も充分頂く事ができずにおりました。四月末頃より次第に全身がむくみ始めましたが、その頃から毎日御浄霊を頂く事ができる様になり、御守護により多量の排尿と共にむくみは去りました。その後しばらくは楽でございましたが、間もなく排尿少量となり再びむくみ始め、腹部は七、八カ月の妊婦のごとき状態にて、引続き御浄霊を頂いておりますが（隔日程度）全然変化ございません。現在腹部の腫れは次第に上に昇り胸部中央部まで達し、その為食欲も少なく（お粥軽く一杯程度）時には全然食べられない事もあり、また息苦しくございます。脈搏は相当結滞致します。浄化の状態はほとんど絶望と思われるかと思うと御守護頂き、またしばらくすると重くなるという様に波状を繰り返しております。
右御浄化中、時々薄茶色の水を吐きましたが食物は嘔吐せず、水を吐くと胸がすいて食欲が出て参ります。また時々急に呼吸困難になり、その折腹部を押さえますと臍部一、二寸位上部に鶏卵大の固まりが現われ、自分で御浄霊しておりますと次第に楽になり、それと同時に固まりもなくなります。この様な事が度々ございましたが最近では余りございません。この間実家の人の計らいにて止むなく医診を受け、排尿のための注射を三回程致しましたが、その他には入信前にも余り医薬は用いた事なく、ただ二十数年前、肋膜が悪いといわれ、母の勧めで煎じ薬をしばらくの間（服用期間不明）服用致した事がございます。また実家へ帰りました当時は御浄霊頂きますと憑霊状態となり豊川稲荷だと申しましたが、最近ではほとんど憑霊現象はございません。豊川稲荷は婚家で二十数年前、祠と狐の像を買って参りお祀り致して居りましたもので、二十三年八月、光明如来様御奉斎と同時にお納め致しました。なお、夫は二十三年十一月結核にて死亡し、私の入信後は夫の父と共に御神体、御屏風観音様を御奉斎させて頂いておりました。
右御浄化はいかなる訳でございましょうか。また御浄霊の箇所につき御教示賜わりたく御願い申し上げます。
〔御 垂 示〕
心臓弁膜症なんてわけはないんです。これは、心臓の周りに薬毒が固まって、心臓を圧迫するんですこれは少しやれば直き治っちゃう。狭心症と言うのは、キュッと強く来るんですね。心臓の周りに毒があり、圧迫するんです。
弁膜症は一部ですね。前とか後とか横とかにある。それが固まって心臓を圧迫する。
漢方薬——これが悪いですね。これが原因ですね。この為です。漢方薬が心臓の周りに固まりますから、心臓を圧迫して、そこに膿が溜まって、それがお腹や上の方にいく。
それから、玉の様なものは豊川稲荷の霊でしょう。これは直き解決する。腹部の腫れ——これは尿毒と薬毒でしょうね。それが段々増えて来る訳ですね。それで、お粥が一杯程度で圧迫する。心臓の下から圧迫するので、心臓部の左の方と背中の方にいくと腫れてますから、そこを浄霊する。浄霊するには霊力が足りないんだな。力を入れてるんです。全然、力を抜かなければいけない。肋膜にもいくらか溜まっているでしょう。しかしこれは直きに溶けます。漢方薬が恐いんです。飲み薬では西洋の薬より、漢方薬の方が恐いでしようね。薬としては漢方薬の方が恐ろしい。量が多いですからね。
今の様に力を抜いて、左の心臓から胃の方にかけて浄霊して固まりを溶かせば、そう難かしいものじゃない。
御教え集１号 昭和二十六年八月二十五日 ＊心臓弁膜症、漢方 (昭和二十六年九月二十日)
