御教え集1号 昭和二十六年八月八日 *ザルに水 (昭和二十六年九月二十日)

(お 伺 い) 先日お伺い申し上げましたM・Hこと、その後A先生(S博士御子息)が度々お見舞い下さり、しきりにストレプトマイシンをお勧めになり、御主人も毎日おせめになりましたが、御本人がどうしてもお受けにならず、連日の高熱にもかかわらず「明主様が治るとおっしゃった以上必ず治ります」と、十五日間とうとう頑張られましたとろ、昨日S博士が「Hさんは決して医薬は用いないだろう。ここに明主様から頂いた観音様を包んだ綿があるからよく祈念して少し飲ませなさい。自分も一心にお祈りして上げるから」との事で御主人様がそれをお持ちになりました。その通りに致してもよろしゅう御座いましょうか。

本人も御主人様も大変感謝してそれを望んでおります。熱は少し降り始めましたが、未だ八度五分位御座います。尿は一日十二回位あり、苦しみは御座いません。食欲も御座います。

重ねて御守護の程お願い申し上げます。

〔御 垂 示〕
その通りしちゃいけませんね。あの人の病気は私が治してやったんですがね。二度治してやったんですが、最もそれじゃ商売にならないから仕方がないが、綿を貰うなら、貰って飲んだふりして置けば良い。決してそんな事をしてはいけない。病気はAさんが治すんじゃない。私が治すんだから、Aさんに治して貰うなら、そっちだけにしなければ——両方という事はない。どっちかです。医学と神様と両方ではザルに水を汲む様なもので、どっちかにしなければならない。これは治ります。経過は良いです。ただ、熱の急所ですね。これは早く治さなければ。大抵ここ(頚部)ですね。きっと熱いですから、腫れていますから。頭ですね。

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