御教え集1号 昭和二十六年八月十六日 ※冊子発刊( 昭和二十六年九月二十日)

それから、『文明の創造』の中の——色々——何(なに)病気とか彼(かに)病気と言うのに対して色々精(くわ)しくかきました。最後に総論をかき、総論の中に手術に関した事を、判る様に書いてあるから、手術の説明をするのに便利が良いから。

今度できたんですが『結核の革命的療法』これは、結核の本当の原因や何か書いたんですがね。これを読んだら、どんな人でも納得しない訳はないと思うんです。一般に出版するつもりでかいたんですが、これを見ると、結核療法——医学的のね——あれは形なしになっちゃう。言論の自由であるしね差し支えない様ですが、医学者の方から苦情が出そうな様な懸念があるので、非売品として信者さんだけに、今の処配るつもりです。いずれは一般人に知らせなければならないんです。時節で仕方がないんですね。

それから『新しき暴力』と言うんですが、私の『法難手記』が骨子になって、これは先に(光)社の編集長ですが——小坂と言う人がこしらえた。一般人に読ませる様に色々な人の書いたものを載せている。『新しき暴力』は『法難手記』がそっくり入っている。『法難手記』は限定版になっているので、一万部ですかね。足りない様だったから——あれの足りない人にはちょうど良い。中島健蔵——有名な評論家ですが。海音寺潮五郎(かいおんじちょうごろう)——これも有名な人ですが。大庭さち子——これも婦人の方では新進の評判の良い人ですね。それから岩崎栄——この人は、よくこっちを理解し、色々かいている。私の——岡田茂吉のプロフィールと、相当長くかいてますからね。第三者なんかには適当な編集ぶりになっているので、大いに読ませるようにして貰いたい。そうすると、今の司法制度ですね。ああ言う事も、世の中の人が知る事によって、希望するところは世論にしたい位です。それによって、社会悪的なものを少しでも清めるんです。そんな意味でできるだけ読ませる様にして貰いたい。まあ——本の広告です。

タイトルとURLをコピーしました