御教え集1号 昭和二十六年八月二十八日*咽喉、物忘れ (昭和二十六年九月二十日)

(お 伺 い) 私は十二年前胃が悪くエデー薬を服み、または温泉に行き一日数十回入浴したる時に、突然腹の左右より神経痛のごとく急に咽喉に昇り、その為か咽喉が急に圧迫し呼吸が止まる様な感じで、医師に神経痛の注射をして貰いよほど良くなって家に帰りました。なおアンマさんに咽喉の真中に針をして貰ったら、また先のごとく悪くなり、その後各医師に診療を受け、六○六号をうって貰い、格別に良くもならず病名を与えず、常に咽喉圧迫し熱食を口に入る事好まず、二十四年の五月から御浄霊を頂き二十五年五月に入信し、ただいまはよほど良くなりましたが、未だ咽喉が圧迫し物忘れがちです。今後御浄霊の箇所を謹んで御伺い申し上げます。

〔御 垂 示〕
病名を与えず――よくあるね。病名が分からない。せめて病名だけを頂きたいと言う人があります。病名を貰っても、しょうがないですよ。病名を貰うと治るかと言うと、治る事とは関係がありませんよ。あれは、治らないから、せめて病名だけでも知りたいと言うのですね。最近の新聞に癌の原因を発見するとか、発見するのに進歩したとか書いてあるが、よしんば、発見されてもしょうがない。病人は、原因が発見される為に来ているんじゃなくて、治して貰いたい為ですからね。医学では原因を発見してから治すと言うが、我々の方から言うと馬鹿々々しいんですが、こう言う浄霊を知らないとしたら仕方がないですね。心臓の手術とか色んな事を言っているが、可哀相なくらいですね。咽喉が圧迫し――と言うのは咽喉のまわりに毒が溜まって、そうして固まるんです。この毒が――頭の毒ですね――溶けて肺にいくから、咽喉にもいく。これが多いのです。多分この人もそうでしょう。だから頭から延髄付近ですね。治ります。大した事はない。物忘れがち――と言うのが、頭に毒のある人ですね。これは頭です。

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