《お伺い》 私の妻K（57歳）で御座いますが、昭和24年2月8日に中風となり、全身不随となりましたが御守護を頂き、現在では少し身動きのできる様にして頂きました。最初は言葉も言えず、大声で泣き笑いするのみで御座いましたが、最近では言葉も少し話せる様にして頂きましたが、泣き笑いが激しく祝詞、善言讃辞を奉唱させて頂きますと、特にこの症状が激しく、本人に言わせますと、有難いと思い御礼を申し上げ様としても、自然に笑ったり泣いたりすると申しております。二十年前妊娠腎の為人工流産を二度致しており、入信前昭和二十年にも一度現在と同様の中風になりました。その時には灸療法により、三カ月程で平常に復しました。家内一同入信させて頂き、世話人として御神業に御奉仕させて頂いておりますが、妻の浄化の為に尊い御聖業の妨げとなり、誠に申し訳なき事にて、家内一同心からお詫び申し上げております。ちなみに妻の実家の祖父が、同様の中風で死亡致しておりますが、何か霊的関係が御座いましょうか、なお御神体、御屏風観音様は御奉斎させて頂いております。
《御垂示》
これは普通の中風とはちょっと違いますね。それから、中風で――笑う中風がよくあります。泣き笑いと言うのは、頭に脳溢血の毒血が固まる。その関係ですがね。泣き笑いと言うのは、後頭部に溢血したのが溜まるんですから、後頭部を良くやってやると良い。これは妊娠腎がある位だから、相当薬毒や消毒薬がある。そこに霊が憑っているので、霊と薬毒と両方ですね。これは治り良いんです。それから、こっち（右）が中風の人は、こっち（左の頚部）に固まりがある。神経はそうなってますからね。だから中風は反対に固まりがある。だから、こっち（反対側）の方を溶かさないと、やはり幾らかずついきますからね。ですから、反対の方にある人は再発しますね。ですから、反対の方を溶かす。すると良くなる。これは気長にやっていれば治ります。霊的もあるから、良く御神書を読ませる事ですね。それから、なるだけ身体を動かす様にしたら良いですね。運動したり働いたりするんですね。
《お伺い》里の祖父に当たる人を仏壇にお祀りさせて頂きます場合には、如何致しましたらよろしいでしょうか。
《御垂示》その場合には、結婚した方を主にしなければならない。実家の方は次の位置にする様にすれば良いです。
＊中風,実家の祀り方 御教え集３号 昭和26年10月8日②
