《お伺い》昭和二十四年六月,光明如来様を御奉斎、千手観音様もお祀りさせて頂き、家族七人入信致しております。昭和三年に神奈川県K郡Y町に移転しましてより出産致しました子供は、いずれも三歳位より耳が遠くなり、現在,長男（十八歳）三女（十四歳）四女（四歳）がそれで御座います。今日迄医療は施しておりません。指圧致しましても苦痛はなく、最近になり更に遠くなった様に感じられます。当地は現在町でありますが、当時は広い松林を開拓して建築した所で御座いますが、右御浄化と関係が御座いましょうか。また今後何の様に致しましたらよろしゅう御座いましょうか。
《御垂示》別に、他の人が切ったんだから、それが祟ると言う事は、おかしいですがね。中には居所がないので憑らないとは限りませんがね。しかし、そう言うのは浄霊すれば、直きに良くなります。そう深刻なものではないからね。やはり他の因縁ですね。
私の所の子供も、二人共耳が遠いんです。男の子ですがね。最初はまるっきり聞こえなかったが、私が始終浄霊する様になってから、半分か半分以上聞こえる様になった。普通はそう不自由はしない。しかし普通の人の様にはいかないが、年々良くなっている。だから、浄霊である程度良くなります。私の長男の方は、良く解っている。人を助ける為に川に飛び込んで、その為に溺死して、その時に耳を傷めて、それが生まれ変わって来た。
気長に浄霊しなさい。それで耳の――耳下ですね。これに固まりがあります。それから、延髄ですね。そこに必ず固まりがありますから、それを溶かす。そうすると、少なく共半分以上治ります。それに現在は霊界の浄化が起こっているから、治ります。
《お伺い》三歳位迄は不自由でなかったそうです。
《御垂示》それじゃ、すっかり治ります。中途からならね。
《お伺い》先祖の関係は御座いましょうか。
《御垂示》ないとは言えませんがね。
《お伺い》松山の木龍と関係が御座いませんでしょうか。
《御垂示》ないでしょう。その事は、書いてないじゃないですか。他の人が切ったんでしょう。
《お伺い》左様で御座います。
《御垂示》それならないですね。そんな事では、人間が堪りませんよ。
《お伺い》しかし、命じて切らせたので御座います。
《御垂示》それはいけない。それじゃ危ない。それは、大いに関係があります。切らしたとか、切ったとか言えば、先方が怨んだり、憑くのは、関係が――理屈がありますからね。こっちがやってないと理屈がないから、浄霊で良いが、この人が命じたとしたら危ない。それだね。よく光明如来様にお願いして、この霊を救って頂きたいと、そうお願いして、この家に松はあるんですか。
《お伺い》御座いません。
《御垂示》松を植えなさい。二本植えるんですね。
《お伺い》男松、女松でしょうか。
《御垂示》それはどちらでも構わない。それが夫婦であるか、ないか分からないからね。そうして置いて、光明如来様にお願いして、松に移る様にお願いすると良い。くっついているから、直ぐには移らないが、段々浄化されて、ある時期が来たら移ります。命令したとしたら、それに違いないですね。