天国の福音

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頭脳の重要性 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

本療法によれば相当の日数はかかるが完全に治癒する。しかも本治療は病原である保有毒素を外部に排出させる事によって全治するのであるが、不幸にして本医術を知らざるものは注射療法、温泉または薬湯療法等を行うが、之等はもちろん浄化停止であるから、一時は皮膚面も治癒せるごとくになるも、間もなく再発するかまたは猛烈なる浮腫を起し、結局生命の危険にまで及ぶものも尠(すくな)くないのである。
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夜昼転換 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私は約二十数年間に渉って治療した患者は無慮数万人に上ったであろう。その体験から得た結論は一言にしていえば「病気の原因は薬剤である。」という事である。凡ゆる病患の原因を探求すればする程、ことごとく薬剤ならざるはないのである。もし人類がこれに目覚めない限り何時かは滅亡に至るべきは一点の疑う余地はない
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本療法の原理、自然力(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

人間個有の神秘力とは何ぞやという事と、その神秘力が病患へ対していかに作用し、その能力を発揮し得るかという説明であるが、唯物教育に忸(な)れたる現代人にはいささか難解の点があるかも知れない。しかしながら真理である以上、再三熟読玩味するにおいて、豁然(かつぜん)として必ず目覚めるであろう。
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「腎臓医術と若返り法」「本医術と既存医術」「治療に就ての注意」 (『天国の福音』 昭和二十二年二月五日)

私は、人類の腎臓を完全たらしむるにおいて病者の絶滅、出産の増加はもちろん、戦争の絶滅をも期し得らるる事を信ずるのである。何となれば完全なる腎臓は完全なる健康体となり、完全なる精神を持ち得、完全なる精神の持主は闘争を厭い、平和を好み怠惰を厭い、利己愛を捨て、すべて常識的に事を処理するというようになるからである。
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冷えと便秘 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

冷への原因は局部的発熱に因る悪寒または局部的毒結による血液不循環の為である。多くは腰、下腹部、脚部、足の甲及び指先等で、特に婦人に多いが、之等は毒結を解除すれば解熱及血液が循環するから簡単に治癒するのである。
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咳嗽および逆上と耳鳴 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

「人体内の生理作用は、不要物を排除する場合、筋肉も臓器も難なく一瞬にして透過するので、この理は霊と物質の関係を知るにおいて、容易に理解し得るのである。」
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憂欝症及び麻痺 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

憂鬱症の原因として最も多いのは頸部及び肩の凝りである。殊に面白いのは嬰幼児の場合である。之は常に機嫌悪く憤(むず)かるが、医学では全然判らない。よく虫気の為などといい虫下しや禁厭(まじない)などを行うが、之等は迷信にすぎないのである。私の経験によれば大部分は肩の凝りからである
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眩暈及び不眠 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

不眠症は眩暈の原因と殆んど同一で、右側延髄部の固結に因る血管圧迫の為、一種 の脳貧血を起すからである。その結果として、神経過敏症状となり、それからそれへと  物を考えがちになるのである。その他脳の前部及中心部にある毒結浄化の場合もある。
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浮腫及び盗汗 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

局部的発汗を説明する。よく頭脳、顔面、腋下等何かの衝動によって発汗する人があるがこれはその部に尿毒があり、その浄化としての発汗である。そうして健康者は常に全身的に発汗し易いのが普通で、健康そうに見えても、局部
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下痢 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

急性は飲食物に因る中毒即ち食あたりである。世間よく寝冷へによって起るというが、之は誤りで冷へに因る下痢は極稀である。食中(しょくあた)りに因る下痢の際、薬剤によって止めたり、反対に蓖麻子油(ひましゆ)等によって排泄を促進させる事を可とするが、之等は勿論不可であって治癒を永引かせるのみ
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不快感及び嘔吐(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

重(おも)なる症状を記せば嘔気、痙攣、船車の酔、憂欝感等であろう。そうして最も多いのは嘔気(おうき)である。此原因は脳貧血に因る胃の反射作用と高熱、食物中毒、薬剤中毒、溜飲、幽門狭窄(きょうさく)、姙娠の場合等である
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掻痒苦 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

掻痒(そうよう)苦は痛みに比して侮(あなど)り難い苦痛である事は誰も知る処である。原因は勿論薬毒、然毒及び食餌中毒の三種であり
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痛苦 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

痛苦の原因は悉(ことごと)く薬毒に因るのであるから、多種多様の痛みは多種多様の薬剤があるからである。 本医術に依る時、痛苦は速かに治癒する。特に瘭疽(ひょうそ)、脱疽等の如き激痛と雖も一回乃至三回位にて無痛となり、患者は驚喜するのである。
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病気症状の解剖 発熱(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

即ち発熱、痛苦、掻痒苦(そうようく)、不快 感、嘔吐、下痢、浮腫(むくみ)、盗汗(ねあせ)、眩暈(めまい)、不眠、憂欝、麻痺、咳嗽(せき)、逆上(のぼせ)、耳鳴、冷へ、便秘等である。之等に就て順次本医術による解説をしてみよう。
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医学と自然天国の福(音 昭和二十二年二月五日)

人間の健康も病気も、飽迄(あくまで)大自然の理を基本として解決すべきが本当でそれが真理の具現である。
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幸福への道(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

元来身心健康者は精神も行動も常識的で合理性に富む結果、人間として為すべき事、為すべからざる事をよく判別し、善を愛し悪を嫌い、人を愛し他人の喜びを喜びとする
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風邪引運動と薬廃運動(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

特に子を持つ母親などは日常最大なる危惧から開放さるるであろう。又結核も半減するであろう。脳溢血、頭痛、中耳炎、扁桃腺炎、淋巴腺炎、不眠症、神経衰弱等々も大 いに減少するであろう。此意味に於て私は風邪引運動を提唱する
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真健康と擬健康(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

 私は現在世界人類少くとも文化民族の殆んどは病者であると言い得るのである。ただ既発と未発との相違だけで、即ち現在の病者は既発者であり、現在の健康者は未発者であるまでである。
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スポーツ医学(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

スポーツは多くの種類があるに係わらず、その殆んどが一人一種に限られている。 従而(したがって)二六時中練習の場合同一動作をとるから、その力点に保有毒素が集溜固結するのである
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熱帯病に就て(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

気候の急激に異った土地に移住する場合、其風土に順応すべく身体自身が変化を起すので、其為の浄化発生である。即ち強烈なる気候に対するには血液の力の強化が必要でそれは血液をより純にするという理由によるのである
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長命の秘訣 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

 その方法とは何か、それは極端な粗食をするのである。そうする事によって、栄養機能は猛烈な活動力を起さなければ必要な栄養分が摂れない事になる。自然それは小児の機能の如き活動力が再発生する訳である。言い換えれば機能を先ず若返らせるのである。   
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栄養学 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

れを処理すべき人体機能の研究を等閑に付している。元来人体内の凡ゆる機能の活動は今日の学理を以てしても到底解き得ない程の化学者であって、凡ゆる食物から必要栄養素を自由自在に生産し、変化せしむるのである。
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伝染病と黴菌 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私は伝染の名を誘発と唱へるべきが本当と思う。本療法は濁血者を浄血者たらしむるのであるから、本療法が普及するに従い伝染病は漸次減少する事は必定である。
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医学は科学か (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

薬の効く時間ではなくて、チブスなり肺炎なり黴菌に侵かされると、自然にそれに抵抗する力が湧き上って、それ等の毒素を薄めて遂にそれを克服し、組織を復旧するのに要する時間なのであるから、百年前も今も変りはないのである
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種痘は如何にすべきや(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

然し乍ら本療法に依(よ)る時然毒は自然的減少の結果よりも数倍の速度を以て消滅するのみか、天然痘に罹患するも普通一週間位にて治癒す
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三毒 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

三毒の区別を知る方法がある。それは固結部を指頭で圧診する場合、然毒は無痛、尿毒は軽痛、薬毒は強痛であるから、熟練によって見分ける事はそうまで困難ではないのである。
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薬毒 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

  右の理によって人類から薬剤を取去ったとしたら、病気なるものは漸次消滅すべきは断じて疑いない所である。
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結核の経路 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

茲で注意すべきは、解熱剤使用は最初は或程度効果を奏するも、之を持続する時は漸次反動作用を起し、執拗な高熱が持続し、如何なる解熱法も奏効せぬようになるものである。凡て薬物持続は中毒的反動作用を起し、逆効果となるのである
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結核と精神作用 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

既に説いた如く、現代医学が結核増加の役割をしているという事は、真実とは思えない程の悲劇である。然るに精神的方面に於ても拍車的役割を演じつつある事に注意を払わなければならない
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結核は絶対に伝染しない (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私の発見によれば結核は決して感染する憂えはないのである。元来結核菌なるものは伝染ではなく自然発生のものである。それは如何なる訳かというと曩(さき)に病原として説いた毒素の固結が体内に残存し、時日を経るに従い腐敗する。腐敗せるものに微生物が自然発生するのは万物共通の事実である。
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結核問題 [※その2](天国の福音 昭和二十二年二月五日)

近来医学の進歩によって結核の早期発見と唱え、種々の機械的診断法を行い断定するのである。そうして夫等(それら)の機械的診断法が、医家は固より社会一般に如何に信じられているかは周知の事実である。然るにその診断方法が実は誤謬の因となり、結核増加の役目をしているというのであるから問題は大きいのである。
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結核問題 [※その1](天国の福音 昭和二十二年二月五日)

政府及び 専門家の結核防止の対策それ自体が結核を増加するという逆効果となりつつあるからである。忌憚(きたん)なくいえば医学が結核蔓延の主動的役割を遂行しつつありという事である。
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病気の真因 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

 凡そ人間が此世に生を享(う)くるや、遺伝黴毒(ばいどく)や最初に述べた天然痘毒素を主なるものとして、種々の毒素を保有している事は前項に述べた通りである。そうして之等の毒素の支障によって健康が完全に保持出来得ないから、生理的に体外に排泄せらるべ く、絶えず自然浄化作用が行われるよう造られているのが人体である
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人口増加率逓減の問題 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

病気とは祝福すべきもの、喜ぶべきものであって、全く神が人間に与えた最大なる恩恵であり、又自然の生理作用でもあるというのである。故に病気によって人間の健康は保持され寿齢は延長される
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各国に於ける人口動態 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

人口増加率低下という事実は、最早各国とも一の例外のない一大鉄則となってしまった事を知るであろう。そうしてこれが対策として今日迄各国に於て行われつつある処のものは、結婚年令の引下げ避妊及び堕胎の防止等である然し乍らそれ等は末梢的方法で幾分の効果はあるであろうが、到底大勢を阻止する事は不可能であろう。一切は原因があって結果があるのであるから、此問題と雖も其原因を除去する以外、根本的方策のない
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人口問題 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

右の如く統計は洵に冷やかであるが、之はどうしようもない現実である。然し私の推計によれば、右の統計よりも危機は一層早く来ると思うのである。何となれば人口増加率減少の根本原因としては現代医学の進歩による以上、此誤謬に目覚めない限り危機の増大は当然の結果であるからである。
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『天国の福音』序文 ( 昭和二十二年二月五日)

私の創成した医術によって、何千年間閉されていた神秘の扉は茲に開かれたのである。私は惟(おも)う、神は人間の健康をして本然の姿に立還らしむべく、斯かる大事業の遂行を私に委ね給うたのではなかろうかと!
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夜昼転換  (天国の福音 昭和二十二年二月五日) 

私は約二十数年間に渉って治療した患者は無慮数万人に上ったであらう。その体験から得た結論は一言にしていへば「病気の原因は薬剤である。」といふ事である。凡ゆる病患の原因を探求すればする程、悉く薬剤ならざるはないのである。もし人類が之に目覚めない限り何時かは滅亡に至るべきは一点の疑ふ余地はない。
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病気の真因 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

凡そ人間が此世に生を享くるや、遺伝黴毒や最初に述べた天然痘毒素が主なるものとして種々の毒素を保有してゐる事は前項に述べた通りである。そうして之等の毒素の支障によって健康が完全に保持出来得ないから、生理的に体外に排泄せらるべく、断えず自然浄化作用が行はれるやう造られてゐるのが人体である。然し乍ら自然浄化作用が行はれる場合或程度の苦痛が伴ふので、その苦痛過程を称して病気といふのである。