天国の福音

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総結論 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私が提唱する言説と、その実行する処のものは科学にして科学に非ず、宗教にして、宗教に非ずして、実は科学でもあり宗教でもあると共に、政治にも経済にも教育にも道徳にも芸術にも関連しているのである。それ等凡ゆる文化面が夜のそれであったものが、不用なるものは滅ぶべく、有用なるものは残存し、新たなる文化が近く生れんとする事を、私は予言する
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正邪の戦 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

昔から釈迦に提婆という事があるが、私といえども断えず提婆と戦っている。それについて二、三の例を挙げてみよう。
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恋愛とは何ぞや (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

男女間における恋愛なるものは、その原因全く霊作用である事を私は世の青年男女に告げたいのである。それについて二つの例を挙げてみよう。
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狸霊と髑髏(ドクロ) (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

二つの例は私の弟子である、某海軍大佐夫人の手記で参考になると思うから茲に掲載する事とした。
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グロ患者 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私が多数の患者を取扱った中に、最もグロ的なのを一つ書いてみよう
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変質狂 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

狂人は皆変質であるが、これはまた珍らしい型である。この男は四十幾歳で、発病後五、六年経つが、態度も話しぶりも普通人と少しも変っていない。精神病者とはどうしても受取れない
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酒飲みの霊 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

飲酒癖は天狗その他の憑霊に因る事は曩に説いたが、それとは別の原因もある。これは酒乱即ち酔うと人格が一変するので、次のごとき例があった.
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狐霊と老婆 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私が実験した多くの中での傑作を一つ書いてみよう。これは五十余歳の老婆で、狐霊が二三十匹憑依しており、狐霊は常に種々の方法をもって老婆を苦しめる。それで私の家へ逗留させて霊的治療を施したのである。
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霊界叢談「 狐霊 」(天国の福音 昭和二十二年二月 五日)

日本の霊界においての狐霊の活躍は特筆すべきものがある。そうして狐霊は好んで○○宗に接するが、それはその経文を聞くと狐霊の通力が増すからだと、狐霊が言った事がある
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霊界叢談「化人形」(天国の福音 昭和二十二年二月五日)

この話は頗(すこぶ)る面白い霊的事象であったと、今でも思っている
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霊界叢談 「広吉の霊 」( 天国の福音 昭和二十二年二月五日)

彼は「霊界では一日飯粒三つで充分である。また自分は台所より先へは未だ行けない地位にある」と言う。
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霊層界 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

霊界は、天国・八衢(やちまた)・地獄の三段階になっている事は既説の通りであるが、これが人間の運命と密接な関係を有っている事を説いてみよう。
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霊的病気の種々相 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

死霊の憑依する場合は悪寒を感じ、生霊の場合は反対に温熱
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聾耳、便秘、ジフテリヤ (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

的原因に因る事が多いのである。一は前生において、変死による鼓膜の喪失が、霊界において完全に復せずして早生する場合と二は木龍の再生または憑依である
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眼病 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

眼病にも霊的原因が相当ある。最も多いのは失明の原因が蛇霊の憑依である。それは蛇を殺す場合、多くは急所として頭脳を打砕くから、眼球も共に滅失するので、それが憑依する以上盲目となるのである。その他夜盲症、一名鳥眼は鳥類の霊の憑依であり、色盲は動物が人間に再生せる場合、未だ動物の性能が残存している為である
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カリエス (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

霊界において多数の祖霊が地獄に苦しみ、罪穢の浄化作用が行われる場合、その罪穢のことごとくを払拭する事はできない。それは罪穢の残渣が生ずるので、それを子孫が分担 する事になっている。ちょうど物を燃焼すれば灰が残るようなものである。その場合子孫の誰かが選ばれてその犠牲者となる
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胃癌 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

真症癌は霊的で、特に胃癌はその代表的のものである。しからば、その原因はいかんというに、龍神の再生者が、前世龍神時代の罪穢に因るのである。龍神は蛇であるから、蛇の時代多くの生物を呑み、その多数霊の怨霊が残存し人間に再生してから執拗に苦しめる為で、その霊の物質化が癌とそうしたヌラである
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小児麻痺 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

この病気は真症と擬似と両方あるが、医学ではその区別を知らず混同している。然らば真症とは何か、というと、原因は霊的で、その多くは脳溢血で急死した霊の憑依である。
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癲癇 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

癲癇は、精神病と等しく原因は憑霊であるが、ただ異る所は癲癇は一時的発作的である事と、その症状が多種多様である事とである。そうして癲癇の殆んどは死霊の憑依であるから、発作するや死の刹那の状態を表わすのである
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精神病 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

精神病は全くの霊的病患であるが、ただ発病の動機は、肉体的毒素の誘引による事がその殆んどでる。まず原因から説いてみる
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肺結核 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

医学上、結核は病菌の感染に因るとされているが、実際は曩(さき)に説いたごとく誤れる医療の為と、今ここに説く処の病霊に因るというこの二つが真の原因である。
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病気と霊 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私の研究によれば、霊作用と浄化作用と両方あるが両者は実に密接不離の関係にある事を知るのである。何となれば病霊憑依は病者の霊体の曇りの部分に限られるものであるからである。故にその曇りの解消によりある程度浄化されたる霊体においては肉体の病患もなくなるのみか、病霊の憑依も不可能となり、心身共に健康者たり得るのである。
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神憑り (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

神憑りなるものは決して迷蒙的のものではなく、正邪の差別はあるが、それを正確に判別し得る眼さえあれば有用なる存在である。そうして神憑りは三種に区別する事ができる
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祖霊の戒告 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

子孫がたまたま悪魔に魅入られ不善を行う時、それを戒告する為と、すでに犯した罪穢の払拭とを兼ね行うが、その手段として種々の災厄病気等を与える。例えば不正な富を重ねたものは火災や損失を与えて消滅させ、罪穢によっては病気の浄化作用も行うのである。
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守護神 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

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善と悪 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

人間が神にもなり得れば悪魔にもなり得るという自由である。そこで私は霊界研究から得た神と悪魔なるものについての見解を述べてみよう
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凶党界 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

凶党界(きょうとうかい)とは悪魔の世界であって、一名邪神界ともいう。この団体は常に正神と対抗し続けている。正神の方に八百万(やおよろず)の神あるごとく、邪神の方にも八百万ある。そうして正神は善を行わんとするに対し、邪神は悪を行わんとし常に相対峙している
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龍神界 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私は種々の点から考察するにこの大地構成の初め泥海のごとき脆弱(ぜいじゃく)な土壌を固め締めたのは無数の龍神群であったが、龍神が体を失った後、その霊が天文その他人間社会の凡(あら)ゆる部面に今もなお活動し続けているのである。龍神がこの大地を固めた。
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天狗界 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

天狗界にも上中下の階級があり、総主宰神は鞍馬山に鎮座まします猿田彦命である。
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顕幽不離 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

これによってみても人間はいかなる苦悩に遇うも自殺は決して為すべからざるものである事を識(し)るべきである。
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霊界の構成 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

霊界は天国、八衢、地獄の九段階になっており、その段階の差別は何によるかというと光と熱である。即ち最上段階は光と熱が最も強く、最低段階の地獄は、暗黒と無熱の世界であり、八衢はその中間で現界に相当する
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霊界の審判 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

この理によって親に孝を竭(つく)し、夫に貞節を捧げる等は、現世よりもむしろ死後における方がより大きな意味となるので、慰霊祭などは霊は非常に喜ぶのである。
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幽霊はあるか (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

昔からたまたま幽霊を見る人があるが、これら多くは死後短時日を経た霊である。新しい死霊は霊細胞が濃度であるから人の眼に映ずるのである。彼のキリストが復活昇天した姿を拝したものは相当あったという事は不思議ではなく、有り得べきはずである
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生と死 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

仏教においては人の死を往生という。これは現界からみれば往死であるが、霊界から見れば生れてくる、即ち往生である。また死ぬ前の事を生前というのも右の意味に外ならないのである。そうして人間は霊界における生活を、何年か何十年何百年か続けて再び生れるのである。斯くのごとき生き代り死に替り何回でも生れてくるので仏語に輪回転生とはこの事を謂(い)ったものであろう。
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未知の世界 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

逾(いよい)よ近き将来に於ては未知の世界は有知の世界となり、月光世界は太陽世界即ち大光明世界となるのである。その結果一切の秘密も偽りも誤謬も、白日下に暴露されるのである。この意味に於てまず私によって既存医学の誤謬発見となったのである。
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神仏はあるか (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

私がこの偉大なる医術を発見し得たという事は、霊の実在を知り得た事がその動機である。即ち霊を治療する事によって体の病気が治るという原理であるがこれは、将来の文化に対する一大示唆と観ねばなるまい。実に科学の一大革命である
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罪穢と病気 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

右の曇といえども、体的には毒血、膿の留積である。しかしながら体的方面からでなく罪穢によるーーー霊的から来る病気は治り難く長年月を要する。結核、カリエス、癌等執拗なる症状の多くは、これに属するのである。
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「付録」霊科学 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

その反対である場合、怨み、憎み、嫉み等の想念は曇りとなって伝達して来るから曇りが増すのである。これによってみても人は善を行い他人を喜ばすべきで、決して他人から憎み、怨み、嫉み等の想念を受けてはならないのである
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結論 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

戦争の原因を除去する方法としては、薬剤を人類から廃止する事と現在個々人が保有している薬毒を除去する以外ないのである。従而本医術の普及こそ平和確立の根本義である
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民主的試験制度 (天国の福音 昭和二十二年二月五日)

今日医学における試験制度なるものは、日本も外国も大体共通の方法である。即ち医学的解釈による理論と経験によって成る学問的形式の作文を唯一のものとしている。しかしながらこの方法たるや、実際上病患の治癒そのものとの関連があまりに薄いという事である。