病人でも肩の固い人は結果が悪い
《お伺い》 教師O.Bの妻N(昨年11月30日帰幽)肩、腎臓が固くありましたが、寝る事はなく、平常は他の人と同様に御浄霊は戴きませんでした。胃部と下腹が痛いと言い、御浄霊で其都度楽にさせて戴きました。六日目より下腹の痛みが強くなり、御浄霊中胃部と下腹が交互に痛み、最後に胃部の痛みが止まってより、チョコレート色のヌラヌラしたものを洗面器に三分の一位出しました。一時間に十回位出しました。下腹は痛みませんが、重苦しいと申し、右下腹に直径四寸位の丸い固いものがあり、三ヵ月前より段々大きくなり、痛んだと申します。右下腹の痛みが段々楽になり、全身がだるいと申し乍ら翌朝帰幽致しました。死後右下腹と両手先が薄黒くなりました。右御浄化に就き御教示御願い申し上げます。
《御垂示》チョコレート色と言うのは血の古いのですからね。よく吐くものですがね。この人は胃の下の方にオデキが出来たんです。オデキが出来て、其処から始終血が少しずつ出ていたんですね。出ていたのが、段々溜って来た。それが下腹の方に行って固まりになる。それから、胃の方のは嘔吐したんですがね。それで出たんですがね。この位で死ぬ訳がないんですがね。
之は注意しなければいけないですね。誰でもそうですがね。肩の固い人は早死なんです。不断丈夫な様でいてパッと死ぬんです。だから、人間は肩が固いのは安心出来ない。で、この人は普通の病気で死んだんじゃないんです。之は霊的に訳があるんですね。之は或る時期に分かりますよ。何で死んだと言う事がね。今は一寸言う訳にいかないがね。何年か経つ内に分かる時があります。之は、神様の方に訳があるんです。
ですから、不断健康であっても、浄霊して肩を柔くして置くと言う事は肝腎ですよ。だから、病人でも肩の固い人は結果が悪い。肩の柔い人は、随分助かります。この、肩の固い柔いは、非常に関係があるんですね。肩の柔い人は、何処かしらに強い処があるね。
狐の憑霊
《お伺い》 K.M(28歳)二十歳にて結婚し、二十一歳で流産(三ヵ月)し、以後続けて三回流産し、最後の流産の時は非常に難産で、熱が高く頭も重いと言う症状が長く続き、医療にて注射や電気をかけましたが効なく、衰弱を増し、地方で頼む御祈祷を致し、其内に精神異常となり、段々重くなり、其頃より医療を止め、祈祷して貰いました処、氏神様のお稲荷さんの場所が悪いから、祀り替えした方が良いと言われ、早速神主さんに頼んでお祀りしましたが効果なく、他の人に見て貰いますと、お稲荷さんを移転したのが悪いと言われ、元の場所(家の裏)にお戻し致しました。二十四年一月お道を聞き、御浄霊を戴きましたが、当時は本人は御浄霊を喜ばず、始めると立上ったり致しました。昨年十月光明如来様を御奉斎させて戴き、其後少しずつ良くなり素直に戴く様になりました。食事を致しますのに、少しずつ口に入れ、茶碗に出したり、口に入れたりしております。蒲団の上でも構わずに痰を吐きましたが、大分良くして戴きました。御浄霊は前頭部、後頭部、延髄部、腎臓部を致しております。之は如何なる霊で御座いましょうか。御浄霊の急所御教示の程お願い申し上げます。
《御垂示》之は、無論決ってますよ。狐ですがね。そう悪性の狐じゃないです。だから、割合に順調に治りますね。注射も医療も、大した事はない。で、急所は今やっている前頭部、後頭部、延髄部、腎臓部――之で良いですよ。やっぱり、之も相当長くかかりますから、気長にやっているうちに、段々良くなって来る。それから御神書、御讃歌――そう言うものを出来る丈聞かしてやると良い。そうすると早く治ります。狐が改心するか或いは出て行くか、どっちかになりますからね。
光明如来様をお祀りしなければいけません。龍神によって扱いが違う
《お伺い》 K.S(43歳)十五年間職業軍人で過し、健康で御座いましたが、昨年十月頃より食欲減退、衰弱にて医診を受けましたが、益々悪化し、某病院で胃癌と言われましたが、貧血甚だしく手術不可能で、輸血、リンゲル、葡萄糖等の注射を致しておりました処、妻の実家よりお道のお話を戴き、一週間で退院し御浄霊を戴いております。五、六日は大変楽になりましたが、其後次第に食欲減退し、頭痛、耳鳴り、コーヒー色の液を嘔吐し、一時は相当弱りましたが、御屏風観音様を御奉斎、又御守様を拝受させて戴きましてより大分楽にさせて戴きました。尚、昭和十三年頃妻が信仰していた龍神を床の間に祀ってありますが、如何処分致しましたらよろしいでしょうか。この龍神との関係が御座いましょうか。御浄霊の箇所御教示の程御願い申し上げます。
《御垂示》之は、光明如来様をお祀りしなければいけませんね。そうして、龍神はお祀りしたお掛軸の前に祀れば良いんです。そうして、龍神の由来ですね。何処から御神体を戴いたのか、或いは何故御神体をお祀りしたかと言う事によって、処分の仕方が違いますから、この次にその意味を書いて来たら良いでしょう。症状は別に龍神に関係ないじゃないですか。然し、この奥さんが龍神を信仰したと言うのは、どう言う訳で信仰したんですか。それを聞いて御覧なさい。この病気は龍神に関係ありませんよ。未だ、光明如来様はお祀りしないでしょう。
《お伺い》未だで御座います」
《御垂示》光明如来様をお祀りするとして、龍神によって扱い方が非常に違いますから、それを今度知らせると良い。やっぱり薬毒ですよ。おまけに職業軍人なんて、幾度も注射をうたれてますからね。之気長にやれば治りますよ。やっぱり色々な変化がありますからね。食欲が減ったりね。