【御教え】*霊憑りは大乗的観点で判断(御教え集4号昭和26年11月18日⑦)

【御教え】霊憑りの為に、時々問題を起こしたり、色々あるんですよ。霊憑りと言うのを、全然いけないと言う訳にはいかないけれども、先ず九割迄はいけないのが多いですね。だから、それについて、一体霊憑りと言うのはどう言うものかと言う事を、良く知る事ですね。霊憑りでも、邪霊と本当に正しいのと両方ありますからね。その関係なんかを、はっきり知って置けば安心ですから、それについて精しく書いたものです。

(御論文「霊憑りについて」のあとの御教え)

 これに書き忘れたが、正守護神が人間に何か知らせる場合に、狐霊を使ってやる事があると言うのは、狐霊は人間に喋ったりする事が、非常に上手うまいので、そう言う場合に正守護神が狐霊を使うと狐霊が憑って色々喋るが、処が正守護神の命じたままを言えば良いが、狐は――何しろ狐ですから、地金が出るんですよ。それで、余計な事を喋る。そう言うのをみると、狐霊だか本当の正守護神だか分らない事がある。これは狐だから本当にしちゃいけないと思う事もあるし、これは正守護神だから本当だと思う事もある。だから、喋る言葉によって、正しいか正しくないかを判断する。そして正しい処だけを取れば、正守護神の思う通りになる。その見分けが難かしい――とも言えるし、常識的な判断をすれば、そう難かしくない。それをはっきり見極めるのが審神さにわと言う。審神と言うのはそう難かしくないです。言う事が正しいか、正しくないかを判断するんですね。正しいか正しくないかを判断するにも意味がある。小乗か大乗かですね。小乗で良くてもいけない。大乗から見て正しいと言う事が、本当の正しさですから、その見別けですね。その点を、解る様に何時も書いているんですよ。大乗と小乗もね。ですから、何処迄も、信仰は大乗と小乗を基本として考えていくと間違いないですね。処が、ちょっと聞くと、小乗の方が本当の様に思えるんです。正しい様にね。

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