岡田茂吉 御光話録 昭和二十三年九月十八日  奥付不明  <東西文化の融合する所が日本> | 岡田茂吉を学ぶ

御光話録 昭和二十三年九月十八日  奥付不明 <東西文化の融合する所が日本>

  “御讃歌中に「凡人の眼には善しとし映る事も神の御旨に適はぬ事あり」と拝見致しますが、御道の者としてどんな点に注意すべきでせうか。

“人間の眼では異る。共産主義だって人間には正しいと思はれても神様はさうは思はれない。――所が神様にもいろいろあり第一等の神だと共産主義も要るし、第二等の神だと共産主義はいかんといふ事になる。普通の事でも人間が見て善いと思はれる事でも神様から見ていけない事が沢山ある。今戦犯として裁かれてゐる人々も戦争中は皆「自分はいい事をしてゐるのだ」と思ってゐた。だから何時だか罪の有無に対して皆揃って「無罪」を主張してゐたのです。「自分は罪を犯したのだ」とは考へない。――神と人との分れ目は大乗と小乗です。例へば日本だけよくなって、他の国々はどうなってもよいとの考へ方は小乗であり悪です。人類全体が幸せになる事でなければ悪です。私は戦争中「忠君愛国」なんか一度も云った事はない。何故なら日本人が「忠君愛国」でその相手の朝鮮人、支那人も「忠君愛国」だったら大変な事になる、幸ひ彼等がそれ程忠君愛国ではなかったからまだよかったのです。――勿論時と場合により大乗より小乗の方が必要な時もある。が、そういふ時でも大乗を本として小乗を考へたらいゝのであり、常識を基準にして判断したらいいのです。ここに大乗と小乗の融合が出来るのです。小乗は縦であり大乗は横ですから、縦横合一が出来上るのです。先日ミズリー艦上調印記念日のマッカーサー元帥の書簡の中に「東西文化の融合する所が日本である」とあったがその通りです。皆が附けてゐるバッヂの真中の赤は日本を表しそこで縦と横が合一してゐる形を表してゐるのです。――箱根といふ所は東西の分れ目であり箱根の中心は神山です。だからこの早雲寮も神山の上に建てるべきであるが、さうも行かないからこゝへ建てたのです。で、これにも縦横合一の意味があるのです。又以前の玉川上野毛も東京(縦)と横浜(横に開ける)の中央だった。――今度は熱海に家を作り次に小田原に作るがその次は別府に作らうと思ってます。あれから先は外国になりますから。又、今度東山荘の中に洋館を建てそこで私は洋風の生活をしようと思ってます。

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