《お伺い》昨年九月末より体がだるく非常に咳が出、医療を受けましたがいっこうに治りませんので、本年三月末より御浄霊をお願いし、非常に気分が良くなりましたので、五月入信。なお続けておりましたところ、六月十五日突然両手両足がぶらっとして、全然動かなくなってしまいました（この時娘入信）ので、教会の先生の御浄霊をお願いしましたところ、非常に発熱し、眼を開けている事が苦しいので、何時も眠った状態で七日間位食欲がなく、非常に衰弱し危篤状態に陥りました（家族の者はそれ程悪く思っておらず、先生及び他人に頼っており、農繁期にて仕事にのみ出ておりました）ので、先生と信者さん二人が御浄霊に来て下さいました。その時信者の一人に祖霊が憑依し、主人をはじめ家族の病気に対する考え方の間違いと、世間体に捉われている事、人任せにして置く事等に就き戒告を与えられ、祖霊の苦しを訴えられ、それに気付き、主人も入信し、主人自ら浄霊する様になりましてから御守護頂き、十月初め頃、右手、左足と次々自分にて動かせ、眼も二つに見えましたのが良くなり、八月には一人で食事もできる迄にさせて頂きました事を御礼申し上げます。現在は這う事、立つ事ができないだけになりましたが、頭に未だ相当毒が御座いますが、その為でしょうか。他に何か原因が御座いましょうか。
《御垂示》
これは、祖霊で手足がぶらぶらになって死んだ霊が、救われたくてこの人に憑っている。ですから結構ですよ。これで、祖霊が助かるんですからね。現在這う事立つ事が出来ないだけと言うのは、これだけ治ったんだから、ずっと続けてやっていれば、段々治っていきますから、ちゃんと丈夫になります。それで、手足のぶらぶらも祖先も、それによって治って救われますから、天国に行けるから、ちょうど祖霊さんに御奉公している様なもので、大変結構です。霊憑りになって祖霊の苦しみを訴え――そのぶらぶらな人です。家中を入信させて、皆んな救われ様と――こう思っているんだから、一生懸命に信仰して、できるだけ御神書を良く読む様にする。そうして、この祖霊さんに聞かせる様にすると、それだけ余計早く治る。
よく入信してから霊的の病気になる事がよくあるが、祖霊さんが助けて貰いたい、と憑るんですから、その心算(つも)りでやっていれば、何も心配ない。入信してからの病気は薬毒が溶ける浄化と、祖霊さんが助けて貰いたいと言うのと両方ですね。祖霊さん以外に動物霊が憑る事がある。元飼っていた馬、牛、犬、猫ですね。それが助けてもらいいたいと言うのですね。そう言う風な頭で見当をつければ、大体見当がつきますから、それを心得ていれば何も心配いらない。
＊入信してからの病気 御教え集３号 昭和26年10月15日⑤
