霊憑り/産後(御教え集4号昭和26年11月18日⑥)

《お伺い》Y.I(28歳)昭和十九年入信後嫁入り致し、四年間程御面会も頂きませんでした。一昨年女児を産みましたが、子供はメレナで死亡し、本人は産後が悪く四十日間床についておりましたが、母親や近所の信者さんが御浄霊させて頂き全快致しました。本年また妊娠し、至極丈夫でしたが本月五,六日頃より少々脚に浮腫みが来、九日にお産致しましたが、極く軽く済み、下り物は少しもありませんでしたが、直ぐに脚がひどく浮腫んで(主に左足)翌日に紅く膨れ上り、痛み激しく、その翌日は「火ブクレ」の様になり、たちまちくずれて方々が、赤、黒、白等に色どられ、ちょうど火傷のくずれの様になり、その傷口から水が沢山出ております。医師も原因不明と言い、ペニシリンを打って帰りました。産婆も初めてだとの事です。私は四日目に迎えに来られて出張致し「これは霊的でしょう」と申しますと、産婦は、自分の枕元に髯ボーボーの老人が立ちスーッと脚の方に回って、悪い方の足を持上げる様にしたそうです。近所の老人に聞きますと、その家は三代目で、先々代がつぶれ屋敷を買って建てたものだが、前の家の隅に堀立小屋を作り、一人の老人が住んでおり、脚が悪く杖に縋って歩いていたが、何時の間にか何処かへ行って了ったとの話です。多分癩病だったのではないかと思われます。三回程御浄霊をさせて頂きますと大変楽になりました。右は癩病になって了ったのでしょうか。それ共、一時的で直き治して頂けますものでしょうか。なお、その家の娘も嫁入りしてお産しますと、急に頭髪が抜けて一時はツルツルになりましたが、放って置いて、近頃は生えて参りました。

《御垂示》これは、入信後四年間御無沙汰したと言う事の為に、御守護がなかったんですね。それで、メレナで死んだと言う事が、そう言う訳ですね。四十日間――これもそうだ。御浄霊で治った――これは結構だ。脚に浮腫み――これは妊娠腎ですから何でもないですがね。軽く済み、下り物がなかったのがいけない。これがおかしいですね。普通、うんと下りなければならないが、下りない為に、足が浮腫んだんですね。古血ですね。翌日は紅く――と言うのは、古血が出なかった為に、足にいった。出ないと言う事が少しおかしいんですがね。これが、あるいはじいさんですね。じいさんの霊が憑ったかも知れない。と言うのは、お産をしたあとは、非常に霊が憑り易い。貧血する為にね。だから、産後おかしくなるのがありますが、その為です。出るべき血が出なかったので足に来た。色どられ――ちょうど癩病の様だね。じいさんの霊もさわってますがね。足の方から――これは救われたいんだね。これは心配ないです。何でもない。癩病になりっこないから心配ない。癩病なんて、そう言う事でなるものではない。癩病の霊が憑るとそうなる事がありますが、一時的なもので、長くなるものではないから心配ない。ここは光明如来様は未だでしょうね。

《お伺い》未だで御座います。

《御垂示》光明如来様をお祀りして、屏風観音さんもそうですが、じいさんですね。この霊を救ってやるんです。光明如来様をお祀りする事と、お嫁さんができるだけ、御神書を読む事ですね。それで良いですね。それで、時々月に一ぺん位は中教会――支部に行かなければならない。それで、できたら一年に一回か二回は本部に――ここに来なければいけない。大した事はない。他人の霊ですからね。すっかり解決つきます。

タイトルとURLをコピーしました