御光話録 昭和二十三年八月二十八日(竜神系など)奥付不明

竜神系の婦人

  “竜神系の婦人は結婚せぬ方が宜しいとの御言葉でしたが、竜神系か否かはどういふ点で判断致したら宜しいでせうか。

“結婚の話が出て順調に進めば竜神ではない。竜神なら一方が病気になったり、男が死んだりする。又結婚しても女の方が男を嫌ふんです。一寸見た所では判りませんね。故障が起ったら無理をしてはいけません。ろくな結果は起きません。竜神の婦人はどっちかと言ふと美人に多いのです。だからごく美人でなければ安心な訳です。竜女は一般に妊娠しにくいですね。

我と執着

    “憑依してゐる竜神が浮ぶ事はありませうか。

“少いです。まれですね。よく浮いて来て喋るのは狐です。男の人が竜神系か否かは判ります。こうやって皆を見てゐてもよく判ります。それから水を非常に飲みたがるのです。

  “日の系統の者に竜神になったものはありませうか。

“それはないでせう。

  “御道に関し我の強いのは竜神系でせうか。

“えゝ、竜神、天狗は我が強いです。今度本にも書いたのですが苦しみといふのは我と執着があるからであって、之は本当ではない。我とは主観の事で、自分の思ってゐる事が正しいと思ふ事です。だからつまり主観をすてゝ客観的に、自分を離れて自分を見る事が大切です。理屈をつけるのは我です。――自分で自分の間違いが判らないのは、それは智慧がないからです。だから智慧を磨かねばいけない。――信仰の標準は智慧と誠です。自分のしてゐる事がいゝか悪いかも判らなくては駄目です。仏教でも智慧正覚と云ひ、キリスト教でも智慧の木の実といふ。智慧のない人は無駄をやっては失敗するんです。

自分の我があると神様からの智恵をふさいで頂けない。

  “智慧は神様から教へて頂けるものと考へて宜しいでせうか。

 “そうです。所が自分の我があるとそれをふさいで了って頂けないのです。ですから素直になる事です。世間には自分より偉い人の言葉はよく聞くが、下の人の言ふ事は聞かないといふ人が多いがそれが我なんです。下の人の言ふことを聞く事が雅量です。私でも部下の人の言ふ通りにしてやる。傍で見ると「大先生は何故あんな事を聞いてやるのだらう」と思はれる程ですが、それだから人々は喜んで働くのです。きっと失敗する様な事を「どうでせうか?」と言って来ると、私は「よい」と答へる。そうするとその人は失敗する。所が失敗して初めてその人は悟るんです。智慧と誠とあとは常識です。で、本当の事は常識に合って居り合理的です。

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