御教え *薬毒/稲荷/頭の毒/浄霊の急所/霊憑り(御垂示録10号 昭和27年6月1日②)

薬毒と龍神

《お伺い》昨年夏舌に小さいものが出来御浄霊で治りましたが、本年になり鼻茸はなたけの様なものが出来、咽喉の下の方にも出来ております。先の方もダラダラしており、食慾がなくなりましたが、御浄霊いただき食慾も出て参りましたが、時々痛みを感じて居ります。十数年前に麻痺をしております。薬毒で御座いましょうか。舌癌ではないかと思いましたが。

《御垂示》薬毒ですよ。何でもないですよ。気長にやればすっかり治りますよ。その代わり長くかかりますよ。医者に行けば舌癌だと言いますよ。

《お伺い》五月一杯に色々の霊をお救いさせて戴きました。昨日は落着きましたが、落着きました時は矢張り御浄霊はしない方がよろしいので御座いましょうか。

《御垂示》そんな事はないがね。してもいいですがね。然し、落着いて居れば放って置いて、何かあった時にやってやると、そんな処でいいでしょう。

《お伺い》最後に龍神が出て参り、五、六年前に池を埋めたのを、替わりを掘ってありませんのですが、今掘る訳にもいきませんので、かめを埋めましたが、それでよろしいでしょうか。

《御垂示》いいですよ。

稲荷の処分

《お伺い》大光明如来様、御屏風観音様をお祀り致しております家で御座いますが、三年経ちました稲荷は処分致してもよろしう御座いましょうか。

《御垂示》処分してもいいですよ。三年になるんですね。大抵は居ないでしょうが、中には執着が強いと居ないとも限らないから、今迄の礼をよく言って――其稲荷は何処からかお札でも貰ってしたんですか。

《お伺い》前の工場の持主が致しましたので。

《御垂示》それじや、元の処にお帰り願いますと言って、そうしてやればいいです。

咽喉癌….頭の毒

《お伺い》本年一月御伺いし御守護戴きました者で御座います。医師に咽喉癌と言われました。耳の下に小豆大の穴が開き鼻、咽喉、耳と三方に抜けております。

《御垂示》穴が開くというのは、膿でもあったんですか。

《お伺い》最近一週間に五回一合程出ております。

《御垂示》そうすれば、それは塞がって来ますがね。

《お伺い》毎日其穴に膿が溜っております。

《御垂示》それは結構です。熱は。

《お伺い》二週間程前にありましたが、大分取れております。

《御垂示》そうすれば流動物を摂ればいい。

《お伺い》そう致して居ります。

《御垂示》いくつですか。

《お伺い》六十歳で御座います。家庭的に何かあるのではないかと思われます。娘が婚家先で非常な病気となり離縁致しましたが、或人の世話で二号となり、その旦那が父と同じ病気になり始めました。非常に反対しており、娘の御守様を取上げた事も御座います。何か関係が御座いましょうか。

《御垂示》そう何にも、その人が親父とどうという事はないでしょうがね。然しそういう人は今沢山ありますよ。薬毒ですね。みんな薬毒ですからね。霊的じゃないですよ。薬毒ですよ。ですから、其人はもう少し経ったら肉が上って塞がりますよ。つまり塞がらないのは、未だ毒があるからで、毒が取れれば塞がります。

《お伺い》チフスで頭を冷したそうで御座います。

《御垂示》無論それは頭の毒です。

浄霊

《お伺い》盲の男の信者で、御浄霊を戴いている人に体をつけますと、戴いている人に非常に感じるそうで。

《御垂示》盲の人が浄霊している人に触れるんですか、触るのが可笑しいじゃないですか。そんな触っているのに浄霊なんかしなくてもいいじゃないですか。あなたの話がよく分からないね。あなたが甲の人に浄霊していると、盲の人が甲の人に触るんでしょう。何故其時に触らせるんですか。

《お伺い》そう言って来ましたので。

《御垂示》誰が言って来た。

《お伺い》部下の者で御座います。

《御垂示》あなたの部下ですか。其時そういう現象になるんですか。だから其時に盲の人が触るというのはどういう訳かというんです。何故其人に触らせるなと言ってやらないんです。そういう人は信仰をめた方がいい。そして盲を拝んだ方がいいですよ。

《お伺い》非常に霊気を感じるというので。

《御垂示》それは邪神だって霊気が強いですからね。只霊気を感じる丈では別にどうという事はないんだ。そんな事は問題ではない。神様の尊い浄霊を受けていながら、受けている人間に対して盲の人が触るというのは、浄霊をしている人の了簡が分からないという話だ。それを触らせるという事ですね。

《お伺い》わざわざ触れる訳では御座いませんので。

《御垂示》どうも説明がつかないね。

浄霊の急所….目、足、胃

《お伺い》正面五寸程にいきますと見えなくなりますのは。

《御垂示》瞳の中に毒があるんです。目の玉の前か後にあるんです。目はここ(後頭部)ですよ。真ん中の処ね。凡てそうです。盲はここに毒があるから、之を取ればどんな盲でも見えて来る。それから正面丈見えて横の見えない人があるし、横が見えて正面が見えない人もあるし、それは目の玉の毒に依ってそうなるんだからね。

《お伺い》K.Mさんがどういう所を浄霊したらいいかと。

《御垂示》Sさんにここを浄霊しなさいと言ってあげたんです。よくSさんに言ってやりましたからね。ですからその通りにやればいい。

《お伺い》殆ど毎日教会に参っており大変御守護を戴き、延髄から頸部は良くなり、今度は御言葉の通り腰の方が溶けて来ており、重く感じるそうで御座います。度々申し上げて呉れと言いますので。

《御垂示》私に直接病人の症状を言えばよく分かります。浄霊は一番は尾骶骨びていこつですね。それからももの外側――此処に固まりがあります。それでいいです。本元ほんもとは、足は凡て尾骶骨にあるんだから、此処を浄霊する事です。それから足が重かったり、動きが悪いのは股の外側ですね。此処が固いものです。固いのは足のあがきが悪くて、動きが取れない。それから凡て足の工合の悪い時は此処尾骶骨を浄霊する。それで大体足は治るものです。それから斯ういうのがある。女に多いですが、またに固まりがある。斯ういうのは、固まりがある方の足丈あがきが悪い。それも、やれば治って来ます。

《お伺い》普通に食事が戴けず、起きて三十分以内ですとお水一杯のあと戴けます。他の時は全然摂れず、無理に摂ると水一杯でも非常に発汗し興奮し苦しみます。

《御垂示》つまり、寝たあとは入るというのは、胃の噴門ふんもんの上に毒がある。寝ていると其毒が後の方にあるから、噴門の方に穴が開いている。起きるとそれが下って来て、それを塞ぐという意味でしょう。ですから胃の後に固まりがありますよ。それと前からの――噴門と、それで治る訳です。

霊憑り

《お伺い》本年三月発熱頭痛の後気が遠くなり発作が起き、最初は三十分位のが二時間位続く事もあり、其時は無意識で。

《御垂示》霊が憑ったんだね。

《お伺い》最初は猫だ猫だと言って居り、最近は俺だ俺だと言っております。その子はお婆さんの所に養子に行っており、お婆さんが居ると発作がひどく、他の時には御座いません。

《御垂示》じゃ、お婆さんに関係がある霊じゃないか。

《お伺い》お祀りは致して居ります。

《御垂示》お祀りしたから解決するというんじゃないですよ。お祀り位じゃ承知しないというのもあるし、霊に依るんだからね。未だ納得がいかない為なんだからね。子供の親は何時入信したんですか。

《お伺い》二十三年で御座います。

《御垂示》お婆さんは。

《お伺い》前に資格を戴いております。

《御垂示》じゃ信仰がねぼけているんじゃないか。

《お伺い》今も続けております。

《御垂示》続けているといっても、働かなければです。拝む丈じゃ駄目ですよ。今子供の状態は。

《お伺い》不断は何でもなく遊んで居り、月に二、三回発作が御座います。

《御垂示》癲癇だな。それは調べるのは面倒臭いからね。
お婆さんは幾つです。

《お伺い》五十九才で御座います。

《御垂示》何をしているんですか。

《お伺い》主人が学校の校長でしたが、今は会社に勤めております。

《御垂示》信仰は。

《お伺い》御守様を戴いておりますが、熱心でありません。

《御垂示》熱心でないのはいい、入っているかというんです。

《お伺い》入っております。

《御垂示》入っている丈で別に働きがないんですね。お婆さんもボヤボヤしているんですね。

《お伺い》月に二人か三人の導きを致しております。

《御垂示》で、無意識にぼっとしているんですね。

《お伺い》非常に暴れまして二、三人の男では抑え切れない位で御座います。

《御垂示》救われない霊があるんだ。子供は学校に行っているんですか。まあ別に――その儘で段々良くなります。大したものじゃない。成可く――朝晩お参りしているんですね。

《お伺い》致しております。浄霊は受けませんが、善言讃詞は大人しく聞いております。

《御垂示》善言讃詞とか御神書を聞かせるんですね。其霊は子供に憑いているんだからね。

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