岡田茂吉 御垂示録2号 昭和二十六年九月一日 (昭和二十六年十月十日発行) | 岡田茂吉を学ぶ

御垂示録2号 昭和二十六年九月一日 (昭和二十六年十月十日発行)

    昭和二十六年九月御垂示

    九月一日

      話の前に言いたい事は、「地上天国」や「栄光」に載せる寄書ですね。あれを少し変えて貰いたい。年中同じで、論文ばかりです。面白いかどうかは自分で考えて見ても分る。分り切った事や真面目な事は、偶に少しは良いが、読む気にならないでしょう。どれもそうなのです。面白い事、興味のある事をですね。と言うのは何う言う事かと言うと、経験のある事――自分が感動したとか、危険に遭ったとか、戦争に行つて危険な処を逃れたとか、滑稽な事では、こう言う滑稽な事があったとか、或は借金ですね――こう言う差し押えを受けようとして、税務署にこうされたとか――面白いですよ。恋愛でも可いです。女に想われて、漸やく――思い切ったとかね。「地上天国」なんか此頃面白くないでしょう。年中同じ事言っている。信者さんでも同じ事言っている。それから、此頃座談会がありませんがね。座談会はいいですよ。農業の事はよくあつたが、農業の事ばかりではないですよ。浄霊の事でも良いし、地方的に何処が発展するとか、発展しないとか、こう言う失敗があったとか、こう言う御神徳があったとか、そう言うのは良い。先にはちょいちょいあったが、この頃無いですね。兎に角理窟はあんまり書かないで――理窟ばかりですからね。理窟は面白くないからね。私の理窟で沢山です。理窟を書こうと思うから書けないんです。私の言った理窟を聞いてから書くので、私の言わない事は書けないんです。頭の置どころが違う。生まれてから今迄に一番感動した事とか、よく雑誌なんかにありますね。実際に一番面白かった事、苦しかった事をですね。それから土地でも――こう言う変った風俗があるとか、習慣があるとか、そう言った意味の記事を出して貰いたい。それから和歌ですが、うまく書いてあるなら出しても可いが、まずいんです。そうかと言って訂していては暇がかかるんでね。それで、しょうがないから没にして了(シマ)うが、それより自分の感想でもいいです。こんなに思うとか、そんな風にしてやる様に。

      「笑の泉」は読むんでしょうね。あれは大いに結構なんです。あれは非常に教えがある。一言で言い表わす。一番良いのは「馬鹿野郎よく考えりゃ俺の事」之が一番いいです。

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