*御守り 御垂示録2号 昭和二十六年九月八日⑭

《お伺い》信者で亡くなった場合に、御守りを掛けて入棺させて頂いて埋葬しても良いと言う風に御伺いしておりましたが、山形の信者さんから問い合わせがあり、先生により、火葬の場合は御守りをつけて良いが、土葬の場合は、はずしてと言うので御座いますが。

《御垂示》それはその人の考えで言ったんです。私はそんな事言わない。原則としては本人の希望なんです。御守りを掛けて行きたいと言うなら行っても良いんです。希望がないならはずすんです。はずして立派な包みにして、仏様に供げて置くんですね。

《お伺い》仏壇にで御座いますか。

《御垂示》そうです。

《お伺い》本人が意志表示ができない場合には、何の様にしましたら宜敷いでしょうか。

《御垂示》意志表示のできない場合も沢山ありますが、はずして仏壇にね。仏壇にも永久でなくても良い。大体一年位預けて、あとはお礼を言ってしまって――額なら額にしても良い。

御守りを取り換えた時

《お伺い》新しい御守りをお取り換え頂き、前の御守りには何う言う手続を。

《御垂示》別に要りません。

《お伺い》御礼を申し上げるだけで宜敷いのでしょうか。

《御垂示》それで良いです。

息子の願い

《お伺い》信者の息子で未入信ですが、死ぬ寸前に、母親の御守りを掛けさせてくれと言い、十五日位掛けて非常に喜び、これで神様に救われたと言って死にましたが、御守りは穢れてはいないかと申しますが。

《御垂示》そんな事はない。

《お伺い》そのままお掛けしていても宜敷いでしょうか。

《御垂示》その時御礼を申し上げるんです。それで良いです。

御守りの袋と紐

《お伺い》御守りの袋と紐は絹でなければいけないのでしょうか、金の鎖ではいけないでしょうか。

《御垂示》紐はいいでしょう。袋は絹でなければいけないですね。絹がなければ仕方がないが、あればそれでしなければならない。紐も、絹がなければ仕方がないが、あるのにしないのはいけないですね。なければ差し支えないですね。

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