御守りの偉力 (栄光八十七号 昭和二十六年一月十七日)

 先日はレントゲンよりも御守りから発する光の方が、強力であるという実例をかいた記事は、読者は今更ながら感激したであろうが、今度更に、別な奇蹟の報告があったので、左にかいてみると共に、その解説をしてみるが、これは実に珍しい、今迄にも例を見なかった事である、これによってみても、いかに霊界が変って来たかという事で、それは神威が益々発揮されるようになったかである。

報告の通りとすれば、御守から発する偉力が、台風のごとき響きを発し、それが隣家に迄及び、隣家の主人は、塀が倒れると思い、突支棒(つっかい)をしたというのであるから驚くべき奇蹟である、これは何が為に起ったかというと、神様は御守の偉力を色々な奇蹟によって、一日も早く人間に分らせ、信じさせようとされる一つの現われである。

という事は、いよいよ重大時局となり、何時原子爆弾のごとき、危機に見舞われるかも知れないという、深刻な心配に対し、神様に御委(おまか)せすれば、安心であるという事をお知らせになるのである、それは仮令(たと)え、原爆たりとも、御守りを身につけている以上、驚くには当らないという事を、如実に示されたのである。

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