《お伺い》 お守り様を袋にお入れします時、反対にお入れしまして戒告を頂きましたのが御座居ます。自分で袋の洗濯を致しまして、反対にお入れしてありましたので、戒告を受け、浄化を頂き、ふと、それに気がつきお変えしましたら、直ぐ治りました。
《御垂示》 神様は几帳面ですからね。それが法と言うものです。ですから、法は順序ですね。ですから○○さんは注意しなければならない。あなたは、出し抜けに来て、お目にかかりたいと言う。あれはいけない。自分の御都合になる。昨日来たけれど、今日は面会日なんだから、今日の面会が主なんだから、面会が済んだら会うと言った。今朝も来たのでそう言った。と言うのは、今日は面会が主だからね。そうすると、あなたの個人の方が上になる。そう言う、順序が狂っている。それが、一つの法なんですね。だから、何でも神様の方を先にしなければならない。主と従が、何でもある。神様の事は何んでも主にして貰いたい。
奥さんの友達が私のお膳に来た。昨日も来てはいけないと言ったが。それで、私はサンルームで一人で食べた。と言うのはね、その人は信者ではないから、霊的に言うと低いんですからね。それと一緒に居ると、私の方が穢れて下がる。それが苦しいから、私は別に一人で食べた。そうかと言って、あんまり、捉われるといけない。あなた方は別ですよ。臨機応変にやる。だから、心得ると言う事は必要です。私は、道具なんか見に行く場合、相手が信者でないからね、信者と未信者では、こっちの見方、扱い方が違う訳です。
《お伺い》 今度、お守り様をお取り替え戴けます事になりましたそうで御座居ますが。
《御垂示》 ええ――ええ。今日言おうと思ったが、今迄お守りは額の形式になっている。と言うのは、先に、玉川に居る時分に、よくお守りを調べるんです。そこで考えた。記念にやった処が、それをたたんで、ふところに入れると――と言う様な。お守りはやかましかったからね。渋井さんが考えたんだね。それが今日迄来た。今日としては、それは嘘になる。今日は純粋のお守りにするんですね。「浄」を一度やって、清まったから、今度は本当のお守りにしなければならないと言うので、神様から、そう言われたから、今度、純粋のお守りにした。この間、「浄」をやって、直ぐに言うのはあんまりだから、任意で良いんだが、この間の時言ったんですがね。今日も言う積りだったが忘れた。
《お伺い》 私共は、兼々沢山戴きものをして居りますが、前のは記念として。
《御垂示》 そうです。将来、額にすれば良い。そう言う意味で、記念にとって置くといいですね。
《お伺い》御神体ですが、田舎では風の当たりの強い所がありますので、押さえますのに風鎮が宜敷う御座居ましょうか。糸で。
《御垂示》 それが良いです。両方に釘を打って、糸を張る。あれが一番良い。風鎮は駄目です。風が強いと風鎮では駄目です。
《お伺い》 田舎で薪をたく為に煤けて黒くなり困って居りますので、ひどく汚ごれる時だけ、何かおかけしても宜敷う御座居ましょうか。
《御垂示》 白羽二重(しろはぶたえ)でも良いから、まいて置いて、そう言う時だけ、さもなければ両方に釘を打って、釘も本当は竹釘が良いです。そうして、羽二重の縁を縫って輪を作って、普段まいて置き、そう言う時だけかける。それが良いでしょう。