御教え集2号 昭和二十六年九月八日*乳癌、手術

(お 伺 い) K.T(六十八歳、医学博士)は本年四月に左の乳癌を手術後六月頃より下半身麻痺状態となり、医学的処置なき為、七月十日より御浄霊をさせて頂いております。御浄霊一週間にて麻痺部分にやや感覚が出て、手を触れて感じる程度になり、一カ月程経て背中に大豆程の「オデキ」が次々と出て現在も続いております。最近は僅かに尿意を感じて参りましたが、現在胸元が息苦しく、食欲が幾分減退気味で御座います。便通は付添人が押し出さないと出ない状態です。今後御浄霊を続けさせて頂きますうえに、注意すべき御浄霊の箇所、御垂示御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕
オデキが現在も続けて出るのは結構です。これは手術の為ですね。麻痺状態というのは――乳癌の手術したら大抵は手が麻痺するんです。麻痺して手が腫れて来るんです。この人は半身全体が痺れたんですが、これはもちろん手術の為です。乳癌を手術した人はそうなりますね。
 
 背中に大豆程の――これは結構ですね。これは薬が出るんですからね。しかしこれは長くかかりますよ。つまり手術の時の消毒薬ですね。この消毒薬は、最初痺れて、それから他の方にいって固まり――長いものですよ。
 
  便通は無理に出さない方が良いですね。こう言う癖をつけると、余計便秘になりますから、我慢ができれば、半月でも一カ月でも放ったらかして置くんですね。何時か出ます。便と言うのは出る事になっているからね。そうして気長にやっていると段々良くなって来ます。ただ、こう言うのは薬の性質と量が分からないと、どの位長くかかると言う事は分からないが、やるだけは少しずつ良くなって来る――と言う事は分かる。

 それから光明如来様をお祀りしなければならない。それも無理ではいけない。それから御神書を読ませる。そうすると本当の事が分かって来る。そうしてお祀りする気分が出たらお祀りして――そうすれば、結局は救われるでしょう。

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