御教え集1号 昭和二十六年八月二十八日※手術 (昭和二十六年九月二十日)

八月二十八日
(お 伺 い) I.T(五十一歳)と申す信者で御座いますが、北支従軍中昭和十六年秋より足が重だるくなり、日増に悪化しついに歩行困難となりました。病名も不明のままあれこれと医療を受けましたが、悪化するのみでございました。医師も手をはなしてかそのまま除隊され、自宅へ送りかえされました。そこで松江の日赤病院で診察を受けましたところ、脊髄系統の病気だろうと言うので、脊髄の上から四、五節の所を三寸程切開手術をしましたところ、黒い塊り様な物が出ました。その結果便所へ行く事位はできる様になりましたが、切開部が治るに従い、足の方も元に帰り歩行できなくなりました。その後自宅で、良いと言う民間療法は皆受けましたが、全然変化御座いませんでした。その後御道のお話をお聞きし、早速入信、以来御浄霊をお受けしますうち、足部がむくみ排膿致し段々気分が良く、便所にも杖にすがり、案外楽に行く様になりましたが、また元に帰りました。色々御神書を読ませて頂き、霊動も少しあり霊的に思い、過ぎし北支で野営の時、ある厨(くりや)に入りそこを宿と定められた時、等身大の土像及び木像が邪魔になるので打ち毀(こわ)した事もあり、その後足が悪化したのですが、この仏像との霊的関係がございましようか、有ると致しますれば如何すればよろしゅう御座いましょうか。現在足の状態は全く痛みなく、腰から下に力が入らず歩行ができないだけで御座います。その他家にも明治十九年の大水に家もろ共、四代前の先祖夫妻は流され死体は御座いません。ちょうど足がぐにゃぐにゃで骨がない様な所から龍神ではないかと言うので、龍神の祭りも致しましたが変化御座いませんでした。浄霊を致しました所、脊髄がピンピンして後へ倒れそうでございました。なお御屏風観音様はお祭り致しておりますが、御神体は姉(兄の嫁)の反対があり御祭りできません。

 右如何すればよろしゅう御座いましょうか、謹んでお伺い申し上げます。

〔御 垂 示〕これは脊髄の手術のためですね。それで、足が思うようにならないんですね。霊的じゃありませんね。医学的ですね。ですから、こいつはちょっと分からないですね。脊髄の後ろですね。これをやるとよく足が痺れて動かなくなる。よく半身手術なんてありますね。すると腰から下が痺れてしまう。感覚がなくなってしまう。ですから、恨むならお医者さんを恨むよりしかたがない。お医者さんを恨むというのは間違っている。医学を恨むんですね。まあーある程度は治るでしょうが、それから先はわかりませんね。つまり、あるものを取ったんですからね。

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