『文明の創造』科学篇「其(その)他のもの」(昭和二十七年)

 之は少ない病気だが、心臓が元で脳に影響する症状がある。それは心臓弁膜症などある人が、一寸(ちょっと)した事で動悸と共に眩暈(めまい)が発(おこ)るので、之は何が為かというと、心臓の周囲即ち胸部、横腹、肩胛骨下部等に固結のある場合、それに浄化微熱が発るので、心臓が昂奮(こうふん)し、頭脳に反射するからである。

 次は歯に関する病気であるが、之は歯に付ける薬毒が滲透(しんとう)して、頭に上る場合、中耳炎の際の薬毒、扁桃腺や淋巴腺手術による消毒薬、眼病の際の点眼、注射、手術の消毒薬等が頭脳迄も犯すので、右何れも慢性的頭脳の病原となるのであるが、其他に斯ういう事もある。それは背部や胸部等に出来た腫物を手術した為、其時の消毒薬が頭脳に迄滲透(しんとう)し固まるので、その手術が局部の前部、背部の関係で、前頭部又は後頭部の悩みとなるのである。要するに上半身に於ける手術の際の消毒薬が、頭脳の病原になる事が分ればいいのである。

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