御教え集2号 昭和二十六年九月八日 *先祖の曇り

(お 伺 い) 十二歳の男の子と九歳の女の子の兄妹が生まれつき目が悪く、男の子は四歳頃迄歩く事が出来ず俯(うつむ)いてばかり居りましたが、其後薄く見える様になり、 外へ出て遊び、絵本等も三寸位の近い所では見える様ですが学校へは行けません。低能で狂暴性で、気に入らぬと物を投げたり毀(こわ)したり暴れ廻り、手のつけ様がなかったのですが、三週間浄霊を続けましたので、大分大人しくなりましたが、目の方は何の変化もありません。目の玉は黒目は美しいのですが、白目は腫れあがって、玉は堪えずクルクル動いて居ります。

  女の子は男の子よりは少し良く、歩くのも普通に歩ける様になりました。智能も普通ですが、やはり学校へは行けません。父親は四十七歳ですが、結婚前に梅毒をやった事のある人です。長男や長女は至って健康ですが其次が死産し、其後二人生れて間もなく死亡したとの事です(其次に生まれたのが前記の男と女の子で御座います。其下に男の子が居りますが、何の異状もありません)。其頃父親は脳を煩い、M病院に入院した事もあります。現在は酒屋をして居りますが、妻君が総てをやって居ります。主人は人に挨拶もせず、笑った事も余りない様です。やはり目が悪く、時々自分で洗って居ります。

〔御 垂 示〕 随分厄介な事だね。何か頭に祟ってるんですね。頭の浄化の為ですね。之は頭に非常に毒があるんです――系統的にね。そこにもっていって、梅毒で薬毒を入れたからね。之で皆な頭が悪くなるが、之は梅毒と、梅毒を治そうとする薬ですね。その薬毒です。それが悪いんです。事実は梅毒よりも、それを治そうとする薬の方が、余計毒を与えている。梅毒より六○六号が恐いんです。六○六号をやった人は必ず頭が悪く なります。この家は信仰に入っているんですか。

(お 伺 い) 入っていない様で御座います。

〔御 垂 示〕 信仰に入って奥さんが熱心にならなければならないですね。そうして、非常に罪が ――メグリがうんとあります。早くお祀りさせて、徹底的に信仰させる。それより他に救われ る道はないです。

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