《お伺い》O.H(11才)発育悪く五、六才の体格であり、原因不明の症状で、耳は聞こえても笑うばかりで言語を発せず、常に舌をだらりと出し涎を出し、手は不自由で掴めません。御浄霊を頂くと舌を引込め涎も止ります。叔父に同様の症状で亡くなった方があり、死後三年目に生まれております。その方との因縁があるのでしょうか。どうしたら救われていくものでしょうか。何卒御垂示御願い申し上げます。
《御垂示》これですね。この叔父さんの霊だね。これは、気長に浄霊して居れば治りますよ。十一――もう少し小さいと早く治るんだが、十一でも良いですね。学校の関係があるから急いでやらなければね。これは、ここに憑いている――前頭部を中心に頸の回りに固りがありますから、そこを浄霊して、光明如来様をお祀りしたその座敷に寝かせる様にしたら良い。そうして、善言讃詞や御神書を聞かせる様にすると良い。そうすると、早く治ります。つまり、子供の病気を治すんじゃなくて、霊の病気を治すと言うんですからね。結局は治りますが、霊の曇りが強いと、時日はかかりますが、大して長くはなりません。場合によると、案外早く治ります。そんな具合でやって御覧なさい。