カリエスの膿、偏食の小児、歯石『教えの光』(4、浄霊および信仰上の問題)昭和二十六年五月二十日)  

  カリエスの膿

       【お伺】脊髄カリエスは巫子(みこ)などにより先祖の因縁を調べたほうがよろしいでしょうか。

    【御垂示】因縁を調べてもしょうがない。祖先の罪が、霊界の浄化によってその残滓(ざんし)が子孫のだれかの脊髄へ流れてくる。実にその膿の量は多量である。人間の身体全体を膿としてもカリエスの膿はそれ以上に多量に出る。これは全治するが、せむしはすっかり治らぬ。瘤(こぶ)はずっと低くなる。

  偏食の小児 

       【お伺】当年三歳の男子、乳離れしたときからごはんや野菜を嫌い、魚および肉類のみしかいただきません。一日中肉類か魚をやりませんとヒイヒイ泣きます。どういうわけですか。

    【御垂示】動物霊が憑いているか、動物が人間に再生したもので、まあ猫とか犬のようなものだろう。前生の動物霊の性能が、転生しても性癖は多少は残っているものである。入信して気長に浄霊すればだんだん快くなる。

  歯    石  

      【お伺】歯石が早くできる人と遅い人とがありますが、どんな原因でしょうか。

    【御垂示】歯石の溜まる人は歯が軟らいからで、軟らかいのは弱いからで、ということは身体が弱っているからである。最近小学生は九割虫歯があるというから、いかに弱体であるか寒心に堪えないのである。

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