底翳(そこひ)
《お伺い》 K.H(43才)六才の頃右眼に打撲傷をし、約一カ年翳んでおりました事が御座います。二十六年十一月二十五日夜籾摺の時、にわかに目が翳み、目薬をさしても思わしくなく、町の眼科医の診察では視神経と言われ、二、三日通い、はっきりしないのでO市立病院へ行き、左眼黒底翳、右眼白底翳と言われ、十日程通い、毎日両眼に眼球注射しましたが、何の変化もなく、N大学病院で診断の結果、網膜炎と言われ、入院を奨められ、O市立病院へ入院し、毎日眼球注射及び油薬を腕、胸、股に摺込みました。手術して牛の脳を股に入れよと言われましたが、手術直前に御道を知り、早速退院致しました。この時は両眼に三十四本の眼球注射をうち、両眼共に失明状態となり、十二月に妻と共に入信させて頂き、御浄霊を頂く様になってより、寝汗が出、気分も大変軽くなりました、両眼には余り変化がありませんが、多少充血し、一間程近づけば、黒くぼーつと見え、言葉を聞いて、人と思う位の状態で御座います。御神体は未だ御奉斎致しておりませんが、今後如何様に進ませて頂きましたらよろしいでしょうか。また御浄霊の箇所を御教えの程御願い申し上げます。
《御垂示》視神経障害とか、視神経麻痺とか言うんですがね。視神経と言うのは――病名じゃないですね。網膜炎と底翳は大変な間違ですね。網膜炎は眼球の外面ですからね。底翳と言うのは、裏面ですからね。医者の診断はそんなものです。解らないと言えば良いんですが、解らないと言うと値打ちが下ると思うんですね。あれが困る。要するに不正直なんですね。人間の命を預かる者が、正直でないと言うのははなはだ困るんですね。
股に摺込み――これは水銀軟膏ですね。黴毒の疑いがある。これも、別に難かしいのじゃないんですよ。これは、最初打撲傷受けましたね。この時内出血してあった。それが固まったんです。そこで、一旦見えるに差支えなかったんですね。それが、浄化が起こって内出血が溶けて、眼の裏に留った訳ですね。それで見えなくなった。こんなのは、放ったらかして置けば、もう治っているんですよ。お医者に行って、一生懸命に悪くして貰ったんですね。悪くされたんですね。
ですからこれは、底翳には違いないです――裏に溜まっているんだからね。しかし、普通の底翳とは違う。内出血が溶けたものですからね。だからこれは、放って置けば段々でてきて、目ヤニになって治ったんですが、良いあんばいにお医者さんに悪くされたんですね。眼球注射と言うのは悪いんですよ。大体、常識で考えても分かるんですよ。目の玉に直接入れるのは悪いんですからね。ですから、目の玉に注射して、治るのは一人もありませんよ。実に、医学と言う代物は困ったものです。
それから、油と言う――水銀なんかをこするが、これは大した事はないが、もちろん、良くはないですね。気長にやれば治りますが。眼球注射と言うものは、段々目ヤニになって出ますからね。その代わり何年か経って出るんですがね。それから、どうしても光明如来様をお祀りしなければなりませんね。そうして、その部屋に寝なければいけませんね。こう言うのは、僅かずつ治って来ます。黒くぼーっと見えると言うのは、いくらか効き目があったんですね。気長に、今言った様にやると、段々少しずつでも見えると、希望がでてきますからね。まあ――結構でしたけれどもね。
胃下垂にはお茶漬け
《お伺い》 I.Y(18才)胃下垂の為二年間服薬注射を致し、段々衰弱し、昨年夏頃より御浄霊頂き、大変気分が良くなり、入信させて頂きました。その後父も入信させて頂き、以後自宅で父の御浄霊を頂いておりました。本年元旦に教会に参拝致し、午後から下腹から寒気がして気持ちが悪くなり、その夜から熱が出て、食欲なく、胃が痛み、四時間程苦しみました。毎日下痢し、お腹も数回痛み、元気なく、何となく疲れ易くなりました。御浄霊の箇所を御教示御願い申し上げます。
《御垂示》これは結構ですよ。熱が出たと言う事は、薬毒の固まりが溶け始めたんだから、浄化熱ですね。それから、胃が痛み――痛みもやはり薬毒が溶ける苦痛ですね。その為に食欲がないんだからね。毎日下痢――これは結構ですよ。この為に毒が出るんだからね。疲れる――これはしょうがないですよ。食欲がなく、下痢するんだから、少し位疲れます。この位我慢しなさい。浄霊は背中の方に固まりがありますから、それを溶かす。一旦服んだ薬は、仰けに寝るから背中に留りますから、それを溶かす。前にも固い処がありますから、それをとる。
胃下垂と言うのは、薬の飲み過ぎなんですからね。何時も言う通り、薬を飲み過ぎて、薬が垂れて来るんですからね。こんなものは何でもないですよ。それから、こう言う人はお茶漬を食べると良いんですよ。お香こをきざんで、それでお茶漬する。鮭でお茶漬ですね。そう言う風なものが割に良いんですよ。つまり胃下垂と言うのは、消化の良い物とか、良く噛んだりすると駄目なんですから、胃の悪い人は、お茶漬を食うんですね。それだけで治ります。胃下垂なんかは、お茶漬で百発百中です。
中風
《お伺い》 Y.N(45才)二十四才の時裁縫中に側の物差を取ろうとして右手を伸ばした処、物差は取れず、左手が突張ってそのまま意識不明となり、三日目に回復と共に左半身不随になり、自由が利かず親戚の医師に治療を受け、また民間療法、電気療法も致し、良いと言う事は何でも致し、既成宗教も信仰しましたが、何等変わりはなく、歩行困難、言葉はもつれ、涎も出て、不自由な日を送っております。御浄霊は毎日頂いておりますが、変わりありません。なお御浄霊を頂きますと、左胸部(乳の上)左肩の部より両手先、特に左手先等激痛を感じます。これは霊的で御座いましょうか。また御浄霊の箇所を御教えの程御願い申し上げます。
《御垂示》これは、薬毒の――つまり中風ですね。ちょうど、物差を取る時に中風が起こったんです。若い時分だから、割に命に関わらなかったんですね。これは、そんなに質の悪い方じゃないです。舌は未だもつれてますか。
《お伺い》未だもつれております。
《御垂示》ここ(頚部淋巴腺)に固まりがありますから、ここの固まりを溶かすのが一番です。これが元ですよ。それから、あとは歩けるんですか。
《お伺い》歩けます。
《御垂示》手は動かせるんですか。
《お伺い》動かせますが、しっかり握れません。
《御垂示》そうすると、手を握つてみて、痛い所か痺れた所がありますから、それを浄霊してやる。それから、舌のもつれは、ここ(頸部)です。それから、頭脳の程度は。
《お伺い》普通で御座います。
《御垂示》ぼんやりしてませんね。軽いんですよ。もう一息で治りますよ。今言った通りにしてやればね。