日月地大神と弥勒菩薩
《お伺い》日月地大神と法華経の弥勒菩薩とはいかなる御関係でしょうか。
《御垂示》弥勒菩薩は釈迦の弟子です。日月地大神はこれから世に現われるのです。釈迦が五十六億七千万年の後に弥勒菩薩が出現すると予定したのは日月地大神のことです。
神前結婚式の祝詞
《お伺い》神前結婚式の祝詞は天津祝詞でしょうか、善言讃詞でしょうか。
《御垂示》これは善言讃詞が本当です。天津祝詞は浄めであり、善言讃詞は浄められた後にいい世界ができるということですから。勿論両方でもいいですよ。献饌、玉串奉奠してから祝詞を奏上したらいい。玉串は榊か松ですが松がいいでしょう。玉串は左手に幹右手に葉の方を持ち神様には幹の方を向こうにして差し上げます。左に幹が来て「一」の字になるのです。
地鎮祭、優曇華、胎教について
《お伺い》教導所新築の場合の地鎮祭について御教示を御願い致します。
《御垂示》大工が知ってますから大工に委せたらいいです。
《お伺い》一、三千年に一度花を開くと伝えられます優曇華について、
一、胎教について、
《御垂示》優曇華はインドの伝説で大きな花が咲き中から転輪菩薩が現われて世を救うと伝えられてます。日本では虫の卵のことで、これもやはり意味があるようで、これが出るとなにか変わったことがありますが悪いことが多いようですね。
胎教とはいいことを聞くと胎児がいい子になり顔のきれいな子を生みたいと思ったら美人の写真を見たりするんですが、これは確かに働きがありますね。胎教に『信仰雑話』を読むのなんか非常にいいです。偉い人の書画を見るのもいいです。観音様のお姿なんかいい、見ることにより霊気をうけるから。
赤子の死、霊的わけ
《お伺い》昨年十一月七日女児誕生、十日死亡、背に紫紺色の斑点あり、本年十一月四日男児誕生、七日死亡、体の半面に紫紺色の斑点あり、二回とも産後、母乳は一回飲んだだけで、お産も軽く、両親とも受講、今後丈夫な子を授かりますにはいかがいたしたらよろしいでしょうか。
《御垂示》これはなんですね、親に毒血がよほど多いんですね。それでその子が育っても駄目だから早く――なくなったのでしょう。しかし毒血は段々減りますからね、次に生まれる子はいいでしょう。――両方とも七日ですね、これは霊的にわけがありますよ。きっと七日に死んだ霊ですね。また他人なら怨みの霊、怨んで死んだ霊であり、また先祖なら七日に死んだ祖霊で、非常に罪を重ねたので子孫にその罪を分担してもらうんです。ですから結局人助けをして善徳を積んで行くことですね。
アザ、イボ、ホクロなど霊界で不浄化のまま再生した
《お伺い》アザ、イボ、ホクロなどはなぜ出来るのでしょうか。
《御垂示》アザには黒と赤の二種類ありますが、黒は怨みの霊でそれが霊に染みついて霊界の浄化でも取りきれないうちに生まれた場合です。例えば肩を切られて死んだ場合、その怨みが向こうの肩へ行くんです。赤のアザのほうは自分が斬られたり槍で突かれたりした場合、やはり霊界で不浄化のまま再生したのですよ。ほくろは運命のしるしです。口のはたのほくろは「食いぼくろ」と言って食うに困らない。私は二つありますよ。首すじのは「着ぼくろ」といって着物に困らず、目の縁のは「泣きぼくろ」と言いますね。いぼもとれるのと、とれないのとあります。やはりその人の運命のしるしですね。

