七月一日
今年からは現界の昼間になる
《御垂示》私は世界一になるつもりですから――金持ちも世界一にね。アメリカの金持ちは誰かと思って、調べてみたいと思ってね。それより上になれば良いんだからね。医学の方じゃ世界一だがね。医学と宗教は世界一です。
なお宗教と言うと、今迄のは野暮臭い、爺臭い。いやに湿っぽいんですがね。天理教なんかと来たら、いやに湿っぽいからね――着物を着てね。
《お伺い》天理教の方で、メシヤ教の力は一時的だから、迷っちゃいけないと言われておりましたが、今後の天理教の目的は病院を作る事だと言う事で、がっかりして、入信致しました人が御座います。
《御垂示》大体、天理教があれだけできたのは病気治しです。先には良く治ったんです。昭和六年から治らなくなった。天理教は月の神様ですからね。だから女が教主になった。素盞嗚尊の系統です。今迄は月の神様の系統ですからね。だから、お釈迦さんを変性女子と言った。キリストも女の系統ですね。素盞嗚尊の系統です。ですから、男の系統は救世教が初めてですよ。大本教の教祖も女ですね。代々女です。夜の世界じゃ、女が――月が、一番です。月の光で、兎も角闇がそれだけ明かるかったからね。昼間になると月の光が要らなくなるからね。それで、昭和六年から病気が治らなくなった――天理教はね。その結果病院を作るとか、病気は医者が治すとか言い出して来た。だから、別に天理教が嘘言った訳でもなく、間違った訳でもない。時期が違ったと言う事です。それで、そうなる。
メシヤ教だって、観音会時代はそう治らなかったですよ。私が治すのが、今皆が治す位だったですからね。それは、未だ太陽が出ていなかったからです。年々太陽が出て来るから奇蹟が出る。だから、日が経つに従って、今迄より余計治り、奇蹟もある。それに引き替え、月の系統の方は段々反対になる。日本人全部が信者になると言ったが、そうです。太陽が上って月を拝む人はないからね。しかし、そうかと言って、月と言うものは、全然なくなったのではない。あるのだから――前は月が主だったのが、今度は太陽が主になった。月がなくては――水がないと、火は燃えないから。そこで、明の字ですね。明主と言うのはそう言う意味です。明治と言うのも、そう言う意味なんです。明治から昭和――私は明治に生まれたんですね。
だいぶ、之から集団的に信者になる者が、次々できますね。今度、九州でありましたね。
《お伺い》二、三百位できる予定で御座います。地元の地方新聞と有力者が主になっております。
《お伺い》最近光が強く御座いまして、年寄りで、私の近親の者で御座いますが、目まいの少し強い様なので倒れまして、お蔭様で浄霊をさせて頂きまして、何とも御座いませんでしたが、段々ひどくなる事が現実に見える様で、またずばぬけたお蔭が多く御座います。
《御垂示》まだまだ増えますよ。今年からは現界の昼間になるんだからね。
身代わり
《お伺い》殺人第一号を出しました。義兄の五つの男の子で、頼まれて浄霊しておりましたが、頭が火の玉の様に熱く、浄霊していると直ぐ冷めます。悪くなったら呼ぶからとの事で帰りましたが、起しに来る、帰る。また起しに来ると言うのが重なり、一生懸命やっておりましたが、昨日死にました。疫痢の便みたいなのが出ておりました。
《御垂示》あくびは。
《お伺い》あんまり出ませんでした。
《御垂示》それは義兄の子供ですか。名前は。
《お伺い》F.K。
《御垂示》貴方の子供は。
《お伺い》一人です。
《御垂示》それは、貴方の身代わりだな。貴方の命に関わる罪があるんだな。それを、引き受けて逝ったんです。
《お伺い》棺に納める時、浄霊した所は柔らかく、足だけはしていませんので、固くなっておりました。
《御垂示》子供が死ぬと言うのは、身代わりが多いです。信仰に熱心になるとそう言う事がある。それで良い訳ですがね。
《お伺い》信仰して悪い事は御座いませんですから。
《御垂示》そうです。貴方が浄霊すると言う事は、そう言う意味です。今になるほどと思う事がありますよ。本当は貴方の子供が死ぬんだが、貴方の子供は一人しかないから助けてくれたんです。しかし、之からは信者の中で命をなくすのが、ちょいちょい出ますよ。どうしても神様の――段々、つまり洗っていくからね。どうしても、穢れてる者はしょうがない。身代わりとか――色んな方法でね。