仏壇に善言讃詞は先祖が苦しむ
《お伺い》仏壇に善言讃詞はいけないと御教頂いておりますが、信者さんで何か仏さんに奏げたいと言うので御座いますが。
《御垂示》善言讃詞はいけないですね。幽世大神――それをやっているでしょう。それで良いです。
《お伺い》御屏風観音様御奉斎の時に善言讃詞は。
《御垂示》いかんですよ。つまり、神様と祖霊と同じにする事がいけないんですよ。祖霊の方がずっと下だからね。その区別を著しくしなければならない。同じ扱いでは御無礼と言うよりも、祖霊が苦しむんです。御讃歌で、あとは構わない。
《お伺い》命日には。
《御垂示》命日にも色々あります。新しい仏の命日と、古い仏の命日と違いますからね。少し沢山祖霊があったら、毎日命日があると言う事になる。ただ、法事と言うのがありますが、その時のは善言讃詞を奏げて良いですよ。
《お伺い》未信者で、御魂を頂き、御屏風観音様を頂けないと言う者で。
《御垂示》だけども、まあ信者だね。だから、何時も――幽世大神に御讃歌で良いです。
《お伺い》御屏風観音様を初めて頂き、光明如来様はお祀りしておりませんが、めの形式は。
《御垂示》良いですよ――初めての時はね。
仏壇の位置
《お伺い》仏壇は何の位置に置きましたらよろしいでしょうか。
《御垂示》神様をお祀りする次の間辺りにね。あるいは座敷――居間ですね。そこも良いです。それも、そう難しく言わなくても、見回わして、ここに祀りたいなと言う所がありますよ。きっとあります。祖霊様がその人に、ここにしろ、と言うのでね。
奥さんの里の位牌
《お伺い》奥さんの里の先祖代々の位牌は、主人の兄弟とかより上に。
《御垂示》さっき言ったでしょう。兄弟の方が上なんだ。
《お伺い》大きさも小さいさく。
《御垂示》そうです。