*仏壇(御垂示録5号  昭和26年12月8日⑥)

仏壇に善言賛詞は先祖が苦しむ

《お伺い》仏壇に善言賛詞はいけないと御教頂いておりますが、信者さんで何か仏さんに奏げたいと言うので御座いますが。

《御垂示》善言賛詞はいけないですね。幽世大神かくりよのおおかみ――それをやっているでしょう。それで良いです。

《お伺い》御屏風観音様御奉斎の時に善言賛詞は。

《御垂示》いかんですよ。つまり、神様と祖霊と同じにする事がいけないんですよ。祖霊の方がずっと下だからね。その区別を著しくしなければならない。同じ扱いでは御無礼と言うよりも、祖霊が苦しむんです。御賛歌で、あとは構わない。

《お伺い》命日には。

《御垂示》命日にも色々あります。新しい仏の命日と、古い仏の命日と違いますからね。少し沢山祖霊があったら、毎日命日があると言う事になる。ただ、法事と言うのがありますが、その時のは善言賛詞を奏げて良いですよ。

《お伺い》未信者で、御魂を頂き、御屏風観音様を頂けないと言う者で。

《御垂示》だけども、まあ信者だね。だから、何時も――幽世大神に御賛歌で良いです。

《お伺い》御屏風観音様を初めて頂き、光明如来様はお祀りしておりませんが、御魂鎮めの形式は。

《御垂示》良いですよ――初めての時はね。

仏壇の位置

《お伺い》仏壇は何の位置に置きましたらよろしいでしょうか。

《御垂示》神様をお祀りする次の間辺りにね。あるいは座敷――居間ですね。そこも良いです。それも、そう難しく言わなくても、見回わして、ここに祀りたいなと言う処がありますよ。きっとあります。祖霊様がその人に、ここにしろ、と言うのでね。

奥さんの里の位牌

《お伺い》奥さんの里の先祖代々の位牌は、主人の兄弟とかより上に。

《御垂示》さっき言ったでしょう。兄弟の方が上なんだ。

《お伺い》大きさも小さいさく。

《御垂示》そうです。

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