御教え *霊憑り/神憑り(御教え集4号昭和26年11月21日①)

十一月二十一日

【御教え】今日は病気の質問がないですから、早速論文の方を読ませます。

 神憑り――霊憑りですね。あれが時々――やはり弊害があるんです。で、そうかと言って、絶対にめる訳にもいかないですね。あの為に良い事もあるんですから――そこの見別けですね。これができれば結構なんです。従って、それについて、どう言うのが本当で、どう言うのが嘘だ。と言う事を、できるだけ解り易く書いたんです。それを読ませます。

 それで、面白い話があるんですが、先月私が京都に行った時、京都のある婦人が霊憑りになった。神憑りになったんですね。それが、京都付近の神社――大抵産土さんですが、神さん一人々々が来られた。四十幾柱と言うんですがね。それで、今度私があっちに行くについて、色んな頼みですね。つまり、頼みと言った処で、別に大して変わった事ではなくて、まあ――御守護して貰いたいとかね。私に感謝して貰いたいと言う――その様な意味ですが、とにかく面白いと思いますね。と言う事と、私が旅行なら旅行する時、人間ばかりでなく、付近の神様が喜こんで、皆んな集まって来るんですよ。そう言う事は、はっきり解るんですよ。今日はその原稿を持って来ないから、今度の『栄光』に出すつもりですが、二回か三回になるでしょう。

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