御教え集1号 昭和二十六年八月十六日 * 憑霊(昭和二十六年九月二十日)

八月十六日
(お 伺 い)T.M(長男)と申す二十四歳の信者で御座いますが、十八歳の時或夜突然ひきつけを起しまして以来月に一度乃至三カ月に一度位の割で起して居りました。(症状は手足をバタつかせ呼吸困難となります)

一年程前から此発作は大分遠のいて参りましたが、今度は後頭部の頭痛と不眠が続き、物が二重に見え、視力が衰えて参り、終に眼球が右と左に開いて参りました。

医者も原因不明と申し手術の寸前御浄霊を戴く様になり、病勢好転、眼球の開き方は大分好くなりました。其間、水を昼夜非常に飲みたがり、薬缶を枕頭に置いて飲みましたが、之も順調に好くして戴きました。家族は祖母を除いて皆入信し、大変熱心に御導きも致して居ります。本人も進んで他人の御浄霊を致して居りますが、此六月頃より、何となく元気が無くなり衰弱して参りました。以前は左程口数は多くない方でしたが、非常によく喋る様になり人を笑わせます。又歩く時は酒飲みの様にフラフラ致します。苦痛は余り無く食事は進みません。此家は代々中気で倒れる人が多く、又祖母の代に其父と兄が海岸で水死して居ります。他の家事の事は非常に御守護戴いて居りまして熱心に信仰致して居りますが、長男だけが右の様な状態で御座います。

右に付き御教を賜り度く御願い申上げます。


〔御 垂 示〕
之は祟ってる霊があるんですね。その解決がつかなければいけないんですがね。手足をバタつかせ呼吸困難となります——こういう症状はみんな死霊ですからね。死んだ時の症状をあらわす。癲癇ですね。

この発作はだいぶ遠のいて参りました——霊が救われて来た。物が二重に見えるのは乱視ですね。ここ(後頭部)に毒が固まった為ですね。之は段々良くなって来ます。霊も大分救われて来ましたね。水を飲みたがるのは龍神と思って良い。色々とここの家の霊的の障りがあるのが段々取れて行く。龍神というが、やはり祖先の霊です。それが救われたいので憑っていく。喋るのは、之は霊の性質に依る。フラフラする——之は蛇の霊が憑るとこういう事があります。中風で倒れたとか海岸で水死したとう霊とは違います。気長にやっていれば段々治ります。なるたけ御神書を読む様に——日限の問題ですからね。気長にやっていれば治ります。

(お 伺 い) 四十年前に木を切り、その為、子供が死んだという事があつったんですが。

〔御 垂 示〕
それとは違います。それは木龍ですからね。之は水に住んで居た龍神ですからね。木龍ではないですね。木龍が祟ると、耳が聞えないとか口がきけないというのが木龍すからね。之はそうではない。

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