逆床
《お伺い》逆床になっておりますが、御神体以外の御書体をお掛けする事は、いかがで御座いましょうか。
《御垂示》それは構いません。
《お伺い》明主様の御写真は、床の間でなく、一番奥の鴨居にお掛けしても宜敷いでしょうか。
《御垂示》それでよいです｡
後戻りの床の間は、直すと良いんです。横とか突き当たりにね。後戻りはどうしても悪いですね。直せるでしょう。
前世
《お伺い》五日の特別御面会の時、明主様は度々生まれ変わりになられ、それだけの使命と罪もあるんだからと御座いましたが。
《御垂示》そうです。
《お伺い》明主様程の御方が、何の様な罪が。
《御垂示》義経に生まれた時でも随分人を殺したからね。神様は公平だからね。私だって、反って普通の人より重いからね。
観音さんのお像
《お伺い》観音さんのお像が左手がもげているのは、いかがで。
《御垂示》それはいけない。早く修繕しなさい。元通り修繕してあなたの所に祀って置かなければならない。
《お伺い》何処にお祀り致しましたら宜敷いでしょうか。
《御垂示》光明如来様の――床の間に向かって右の方にです。
《お伺い》大黒様を祀っておりますが。
《御垂示》大黒さんは左の方にする。
《お伺い》お厨子も壊れておりますが。
《御垂示》それでは、お厨子も修繕しなさい。そのままでの修繕で良いです。