*精神病/脳症/癲癇/全員が救われる訳ではない(御教え集6号昭和27年1月17日①)

一月十七日

精神病

《お伺い》 K.S。昭和24年12月精神分裂症にて入院し、電撃療法を行い一度は収まりましたが、翌年再発し再入院致し、頭が変でありましたが電撃療法は致しませず、自然に任せておりました処、やや快方に向いましたが、赤痢を併発し衰弱がはなはだしくなり、自宅に帰り、本教を知り、昨年五月より御浄霊を頂いております。八月頃には精神異常がはなはだしくなりましたが、最近は応答も大分普通にできる迄にさせて頂きました。現在は左足に苦痛を覚え、体の動きは中風の様で御座います。また左足は右足よりずっと肉のつき方が少なく、筋肉も締っておりません。食事は少しずつ絶えず欲しがり、特に魚が好きで、その食べ方は犬猫の様だと申しております。御神体はお祀りさせて頂く迄に信仰が進んでおりませんが、御屏風観音様はお祀りさせて頂いております。霊的と思われますが、無理の様でも御神体をお祀りさせて頂きませんと、お救い頂けないもので御座いましょうか。

《御垂示》精神病は、少しけわしい時は、歩けなくなったりしますが、あれは麻痺する注射をうつんでね。筋肉が締ってない――足を使わないと痩せて来ます。これは猫の霊が憑っているんだな。絶対に御神体をお祀りしなければ駄目です。精神病的なものは、御神体が一番肝腎なんです。ですから、それをやらないで浄霊ばかりしていても駄目ですよ。今言った通りですね。

幼児、脳水症

《お伺い》 M.M(4才)は生後二カ月頃旅行中急に発熱、脳症との事で、熱は二週間程続きました。その後医師にかかり、自然に頭が肥って参り、脳水症と言われ、六カ月医療を続けましたが治らず、発病一年を経て本教を知り、御浄霊を頂き、母親も入信して御浄霊を頂いておりますが、頭は少しも小さくなりません。知能は普通より遅れ、体も弱く足も立たず、現在は床についております。今日では、頭は大きくかなり固まっております。これは霊的で御座いましょうか。また、如何致しましたらよろしいでしょうか。なお仏壇は親の方のみで、お祀り致しておりません。御神体もお祀り致しておりません。御浄霊は何処を主に致しましたらよろしいでしょうか。

《御垂示》これは、浄霊ばかりじゃない。ちゃんとお祀りしなければ駄目です。それから、第一仏壇もお祀りしなければ駄目です。これは霊的ですよ。水死人の霊で、水の中に落ちるとか飛込むとかして、水を飲みながらさかさまになって死んじゃった。それで、頭の方に水がうんと溜まって膨れちゃった。それが憑いているんですよ。ですからこう言うのこそ、浄霊ばかりでは絶対治りませんよ。霊的で治していかなければね。先ず、仏様を作る事と、御神体をお祀りする事と、それをやらなければ救われないんだから、手放すかどっちかです。中途半端じゃ駄目です。

霊的と体的と両方

《お伺い》 F.M(昨年7月入信。27才)十六才の時に運動中に癲癇症状で倒れ、以来一年に一回位二、三年倒れ、それを気に致しており、頭は痛くぼんやりし体はだるく、神経衰弱と診断され、腎臓病にもなり、一夏はのぼせるので氷枕をし通した事もあり、カラシの腰湯も半年位続け、種々服薬手当を致し今日に至っております。仕事不能になってから二年になります。入信後御浄霊を頂いておりますが、大した変化は御座いませんが、幾分返事をする様になって参りました。昨年九月より就床し、最近食事が減り、朝一杯位しか食べず、奨めても頭が痛いと言って食べません。食後胸が苦しく、呼吸も苦しく、息もいきむ状態で、のぼせる様な症状も一日に何回となく起ります。また一つ事を何時迄も考え込んでおります。山羊の乳が好きで、長く飲用し、睡眠剤もいくらか使用しております。両親も入信し、御屏風観音様は御奉斎させて頂いておりますが。御神体は未だで御座います。祖父は神経衰弱気味にて変死しており、その親も同じ状態で亡くなっております。祖父の位牌はお祀りしてありますが、後のは個人としてはお祀りしておりません。原因並びに御浄霊の箇所の御教示を御願い申し上げます。

《御垂示》皆御神体を奉斎してない人ばかりですね。

 これは、霊的と体的と両方ですね。それから、薬毒も相当入ってますね。薬毒と霊的ですね。のぼせると言うのは、頭に毒があって、そこに浄化が起るんですから、頭を良く浄霊する。腰湯――こんな様な事は何にもならないんですからね。反って悪い。頭に毒がうんとあるから、頭をうんとやるんですね。一番は頭ですね。それで、頭に毒がうんとある為に、霊も憑り易いんです。それからここに祀って貰いたい祖霊もいますから、やはり、正当に祖霊を祀ってやらなければいけないですね。祖父だけではいけませんね。そうして御神体をお祀りする。それが根本ですよ。そうすれば必ず治りますよ。それから、家の人なんか良く御神書を読んで聞かせる様にするんですね。そうすれば必ず治りますよ。

十人が十人全部救う事はできない

《お伺い》 K.K(昭和21年入信。57才)二十六年七月畑の草取りの最中に急に右眼に痛みを覚え、床に就きました。右半面が激しく痛み、信者さんに御浄霊を頂き、その時の状態は黒目の中央に膿結らしい物があり、肩、頚筋、頭部に相当の熱があり、次第に黒目は全部真白になり排膿を始め、その後小指の頭位の膿結が黒目の辺りより御浄霊中に飛出しました。更に目の玉の周囲がザクロの様に腫れ、黒目の処が大豆位の大きさに突出し、二回に亘る毒血の排泄により、眼球は凹み、ザクロの様な腫れもすっかり取れました。現在は、黒目に雲がかかった様になり、電灯の明りも判りません。中教会にて御浄霊を頂いてより左眼も段々見えなくなり、両眼共に見えない状態で御座います。御浄霊は約六カ月頂いておりますが、ただいまの処変化は御座いません。なお左眼は御浄霊を頂きつつ多少痛みがあるのみにて段々見えなくなりました。既往症としては、二十才頃大腸カタルで注射一本と服薬を致しております。また本家は潰れ屋敷となっており、本家に眼を患って亡くなった者がいるとの事で御座いますが、その関係が御座いましょうか。御屏風観音様はお祀りさせて頂いておりますが、御神体は家族の者が解らない為に、未だ御奉斎致しておりません。

なお、御浄霊の急所御垂示の程御願い申し上げます。

《御垂示》御神体は未だ――やっぱり、どうもね。御神体を祀ってその部屋に寝なければいけないですね。これは、霊的もありますが、やっぱり霊、体と両方ですね。こう言う人は頚の回りを見て御覧なさい。必ず固まりがありますから、そこを溶かさなければならない。それから肩――その辺に固まりがありますから、それを溶かす。家族が反対するんだからしょうがないが、それは、ゆっくりで良いです。それから後(延髄)ですね。ここに固まりがありますから、それを良く溶かす。治りますがね。そんな難かしいものじゃない。それから頭ですね。こう言う処(延髄)の毒が頭に行って、そうして目に行って固まるんですよ。

《お伺い》最初、黒目は飛出ておりましたが、ほとんど低くなった様で御座います。

《御垂示》反対に凹んだ訳ですか。今黒くはあるんですか。

《お伺い》黒くはなっておりますが、その前が膜が被った様になっております。

《御垂示》目の玉が取れる場合があるんですがね。そんな事はないですか。

《お伺い》取れた様では御座いません。

《御垂示》それは取れた様な気がしますね。それでなければ凹む訳はないんだ。膿で後から押されて、目の玉が取れる場合があるんだ。膿で一杯被ったそのまま出たんですよ。だから、膿の固まりみたいに見える。それは目の玉ですよ。片つ方だけですね――この方は望みないですね。片つ方は治りますね――頭の毒を取ればね。けれども、これは相当長くかかりますね。何年もかかりますね。ですから、反対があったりすると、ちょっと――それ程丹誠にして、結局「骨折り損のくたびれ儲け」になるかも知れないが――これはめた方がいいかも知れないですね。

 いくら人間を救うと言っても、十人が十人全部救う事はできないんですよ。十人の内に二人や三人は救われない人ができるんですよ。致し方ないですね。だからことごとく救おうとしても、救えない場合には、先ずめるよりないですね。そう言うのはどうしても、霊になって救うと言うより仕方がないです。肉体では救われないと言う訳ですね。

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