御教え集2号 昭和二十六年九月五日*精神病

【御 教 え】
 『文明の創造』の医学篇だけは大体でき上がって、今「宗教篇」の方に入っているんですが、最初は霊的病気ですね。つまり、霊的病気としてはやはり宗教的に説かなければならないから、そこで今宗教的に書き始めたんですが、最初精神病と癲癇の解説です。これについて守護神に関係したのを説いた。これははっきり分かる事ですが、非常に結構なんで、読ませるけれど、あとで話でも、もう一回精(くわ)しく分からせようと思う。

(御論文「⇒精神病と癲癇」のあとの御教え)

 眠られないと言うのですが、あれを書いてないが、こう言う訳なんです。ここ(頭の上)が希薄になり、延髄の固まりが圧迫する。するとここ(頭の上)に来る血液が来なくなり希薄になる。それで、ここに霊が憑る。そこに乗っかる。それで色んな考え事をさせる。それで眠られないと言うのは、色んな考え事をさせるんですね。その考え事と言うのは、副守護神です。ここ(頭部)を充実させるには、ここ(延髄)の固まりを溶かすんです。連続的に考え事をしていると睡眠不足で眠られなくなる。その様な人はここ(延髄)に固まりがあります。寝られないで考え事ばかりしていると、ここ(頭部)に憑いている先生がのさばって来て、段々考え事ばかりする様になる。それが精神病です。浄霊すると、そこにいるのが萎縮すると言う訳なんです。

 「人」と言う字の「ノ」は天から下った形です。「ノ」の字ですね。天皇の「皇」ですね。そう言う意味です。天から下った「日」ですね。その「王」です。「人」と言う字もそうです。それから「〵」は獣です。そこで「ノ」は本当の善で、「〵」は獣で、悪です。これが支えている。これが人間です。処が今の人は「入」と言う字です。「〵」の方が抜けている。「ノ」が長くなって支えているのですが、今の人間は「〵」が突き出ている。そうすると「✕」になる。「✕」は消えちゃう。神様はうまくつくられたものと思う。この理屈が分かればいい。やっぱり霊主体従の形ですね。(御論文中「人間向上すれば神となり、下落すれば獣となる」とあり)それですから之(上の横棒)と之(下の横棒)の間になる訳ですね。これをすっかり読めば、守護神の事はすっかり分かります。それで、正守護神は大抵一人ですが、一人で間に合わない時がある。そう言う時は他の祖霊に手伝って貰う。それから狐ですね。それに手伝って貰うと言うのは、人間に憑って、口を切ったり、知らせたりするのを狐は非常に上手(うま)いんです。そこで狐に頼むんです。お前、こう言う事を話してくれとか、言ってくれとか言うんです。処が狐の先生、その通り言うと良いが自分の事を出すんです。そこでこっちの方で、祖霊が言うのか狐が言うのか迷うんです。それを判識するだけの眼識が出ればいいんです。しかし、大体喋る骨子が、正しいか正しくないか。常識に適うかどうかで判断すれば、大体間違いないです。その他、夢知らせがありますね。これは皆な正守護神がやらせるんです。これは西洋では守護霊と言うんですね。それから極く危急の場合には、正守護神が神様にお願いする訳です。そこで神様が力を貸して下さるんです。危急の場合なんですが、それが奇跡と言うんです。奇跡は正守護神がつくるんですね。大きい奇跡は神様から力を借りるんです。こう言うふうに見れば良く分かる。そこで、こう言うふうに説いていくと、本当に人間は悪い事をしてはいけない。良い事をしなくてはいけないと言う事がはっきり分かる。今迄の宗教はここ迄説かない。もっと漠然とした抽象的な説き方です。だから徹底して分からない。宗教の信者で信仰しながら、かなり間違った事をする信仰がありますが、これは徹底して説かなかったからですね。もっと徹底して説いてあればメシヤ教が出る必要はない。

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