紋所の由来、父の乱行、謝罪による減罪『教えの光』(2.天文、地文、易学、人事等の問題) 昭和二十六年五月二十日

紋所の由来

 【お伺】紋所の発生した由来。 

【御垂示】昔戦争した時旗を立てる。その旗に印がないとどの軍勢だか判らないために紋をつけた、それが初めである。

  父の乱行を如何にすべきや

    【お伺】父が三年前より賭博を始め未だに止まず、家庭不和に悩みまったくどうする術(すべ)もなく、借金はますます増し、親戚は手を引き公金も米などもかまわず浪費いたします。これでは私も百姓がいやになり途方にくれております。父のこのような行いはいかなる訳でしょうか。また私は今後いかに神様におすがりしたらよろしいでしょうか。 

【御垂示】お父さんの勝手にさしたほうがよい。いずれ行き当る時が来る。それまで待つほうがよい。これはその家に祖先の罪があるので、それを早くとらなくてはならぬので、祖先が子孫のだれかを選んで金を使わすのである。使うだけつかうと罪穢れがとれるので、それからいいことが出てきてだんだんよくなる。それを待つのである。

  謝罪による減罪    

       【お伺】自己の不徳のため、相手に迷惑を及ぼしたのでこれを謝罪し、相手も許してはくれたものの、なおかつ自己の良心に責められる場合、安心を得られる悟りにつき御垂示下さい。

    【御垂示】相手が許したら罪は大方消えているが、それで全部が消えたわけではない。真の裁きは神様がなさるのだから、神様が許したのでなくては完全ではない。先方が許せば怨みの霊が来なくなるから大きい影響はなくなる。ちょうど法律に触れるような罪を犯した場合、悔い改め自首しても刑罰は軽くはなるが無罪とはならない。それと同様である。

 

 

  

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