[日々雑感] NHK朝ドラ”おちょやん”に御教え「人間の賢愚」を学ぶ。

こんにちは

 NHKの朝の連続テレビ小説「おちょやん」を見ていらっしゃる方も多いと思いますが、先週ヒロイン千代のお父さんが亡くなりましたね。見ていない方はなんの事かさっぱりわからないと思いますが、千代は”最低の父”テルヲから、親らしい事はしてもらえず、逆に小さい頃からずっと迷惑を掛けられっぱなしで、とうとう千代の方から親子の縁を切ったのですが、死ぬ間際にまた千代の前に現れ、テルヲとしては千代を想う気持ちでいっぱいなのですが、することなす事がまたまた、千代に迷惑をかける事になるばかりで・・・。
 
 上手にあらすじをお伝えすることができなくて申し訳ないのですが、千代親子を見ていて、最近掲載した『信仰雑話』の「人間の賢愚」の御教えをつくづく考えさせられました。

人間の霊には再生が多いが、新生の霊もある。この新生の霊は霊界に於ける生殖作用によるので、これは現界の生殖作用と異なり神秘極まるようである。斯の如く再生の霊と新生の霊とがあり、新生の霊は人間としての経験が乏しい為、どうしても幼稚であるに対し、再生霊に到っては、人間としての経験を積んでゐる為賢い訳であるから、再生の度数の多いほど賢く、偉大なる人物は最も古い霊魂という訳である。

『信仰雑話』「人間の賢愚」より

 今まででしたら、テルヲのようなどうしようもない親は、よくもこんなひどい親がいるものだと呆れて憎しみさえ抱いたと思うのですが・・・。今回はドラマも最後は楽しく、亡くなったテルヲをみんなで見送っていましたが、私もテルヲは多分”新生の霊”で自分のこうしたいという思いがあっても、賢くないのでいろんなものに負けて、ことごとく裏目に出たり、自らよくない選択をしたりして、人様に迷惑をかけっぱなしの酷い人生を送ることになってしまったのだろうなと思われ、私としては今までとは違う感じ方だよなーと思いました。そしてテルヲとは対照的に、千代の方は何回も生まれ変わっている賢い霊だったのでしょう。小さい頃から本当に人生を知っているかのように賢ったですよね。この親子も何かの縁で現生で父・娘に生まれ合わせているのでしょうね。

 このように、ドラマも御教えの霊界のことを鑑みながら見ると、また違った面白さがあって、勉強になるなーと思いました。周りにも親子で仇縁ではないかと思われる人もいて、結構そういうのは世の中多いのかもしれなかったのですが、あまり知らなかったとはいえ、現れている事象ばかりで考える唯物的考え方が先行する人生を送ってきてしまったなと、もう人生半ばを過ぎてから、後悔しております。(汗)

 やはり、多くの人達の生き方の指針として参考にして頂けるように、メシヤ様の御教えを世に出させてもらって行かなくてはと思わされた週末でした。

        八尾屋

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