*正守護神、祖霊、蛇霊 御垂示録2号 昭和二十六年九月八日④

神格を得た正守護神

《お伺い》西宮の教師で、病人に祝詞を奏げますと、早く治る人の場合は銀の玉が見えるそうです。早く治らない人の場合には見えません。

《御垂示》祝詞を奏げる時ですか。

《お伺い》奏げ終わると同時に見えるそうで、そう言う方は、大抵早く治りますそうです。

《御垂示》それは良いですね。便利です。それは正守護神が知らせて呉れるんですよ。正守護神でも相当神格を得ているんです。産土神様位の神格を得た正守護神がその人に憑いているんです。

しみったれな祖霊

《お伺い》三十五、六歳の女の信徒で、霊憑りとなり、「何とかしてやっつけようと思ったが、あんまり熱心な信仰の為に倒す事ができなくなった。二、三日中に光明如来様をお祀りすると言うから、いよいよ離れなければならない」と嘆いたそうです。御救いに励めば良いと言うと、それから頻々(ひんぴん)として霊憑り状態があり、今度は教師の――信仰の見方が非常に違うと言うので本守護神が出たり。

《御垂示》本守護神は絶対に出ませんよ。

《お伺い》正守護神です。もっと一生懸命に信仰する様とか、教師として二月に一回ずつは御参拝頂く事ができない事はない。行かないからなのだ。霊界は大変なんだから、一生懸命に信仰して、明主様のおっしゃる事を良くお聴きする様にと言い、非常に常識的な事が数多いのです。なお一週間は邪神が狙っているから、支部に泊めて置けと言う様な事があり、夕方だったのでそのままにして置きました。翌朝に霊憑り的な事があり、非常に几帳面な事を言い、明主様の御教えとそっくりな事を言います。昨日の朝やはり霊憑りになり、この女は、現在裸一貫であるから、中教会の奥さんの着物があれば、一枚でも別けてやれと言います。何の様にしたら宜敷いでしょうか。

《御垂示》それは、祖霊のうちで、しみったれなのがあり、それが分担して言うんです。別に大したものじゃない。霊と言っても色んなのがあり、性質が違いますからね。人間と同じで、気の小さいのも、大きいのもあるからね。これは気が小さいのですね。実際の常識に合って――良いのは用いるが合っていないのはいけない。実際の事情と食い違う場合は、あなたのは取り越し苦労で、心配し過ぎるんで、心配しなくても良い。神様にお任せして置けば良いと注意してやるんです。

蛇の餓鬼道

《お伺い》女の資格者で、主人が五月頃から生米を食べる様になり。農家で、田に出て行く時持って行かなければならないそうです。主人だけだったのが、娘さんがなり、資格者もそうなり、子供も真似して食べて居ります。之は何で御座いましょうか。 

《御垂示》何って――蛇ですよ。蛇の霊です。何時信仰に入つた。

《お伺い》四年程前です。大光明如来様も奉斎して居ります。

《御垂示》宣伝も毎日してますか。

《お伺い》左様で御座います。御神前の下に長いものが見えると言って居ります。

《御垂示》それは蛇であった時分に、非常に――何か――檻なんかに入れられるか、或は米を食いに来ても入られないで、長い間食えなかったので非常に腹を減らして――蛇の餓鬼道みたいなものですね。蛇が食物の執着が取れないんですね。やっぱり正守護神がさせている。その儘にして置けば良いんす。之からは段々治ります。

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