箱根は火ですから。水を必要とする
《お伺い》旱魃の翌年は雨量が多いと言う事を言いますが。
《御垂示》それは自然です。また、旱魃ばかりだったら駄目になっちゃうから、ちょうど――雨にするんですね。
《お伺い》秋季大祭の初日と最後の日が天気で、中は雨が降ったのは、何か。
《御垂示》本当は箱根は雨が降るのが本当です。神様の方で、最初と最後に特にお天気にしてくれたんです。何時も言う通り、箱根は火ですから。水を必要とするんです。水が多い程火力が強くなる。だから、私が箱根に行く時は必ず雨が降るんです。
キリストの再臨
《お伺い》御守護頂きまして渡米した立松文治さんで御座いますが、最近ノートルダムで、朝鮮に従軍した記者が。
《御垂示》ノートルダムと言うと、アメリカですか。私はフランスかと思った。
《お伺い》学業の中心地で、ノートルダム大学と言うのがあるそうです。その時戦闘機の写真を現像すると、大空一杯にキリストの霊写真が出たそうで、あちらの方で、キリストの再臨が来たので世界中大変な事になると、評判が立ちましたそうです。何か意味があるものかと言うので御座いますが。
《御垂示》それは、大いに意味がありますよ。それは精しく書く訳にはいかないです。仮に、私がキリストの再臨だと言う事が分かったら大変です。世界中の人間が、とても来て――仕事ができやしない。『文明の創造』なんか書けやしない。だから、ぼやかしてあるわけですね。ですから、大いに意味がある。それを知らせるのは時期が早いから――そう言う風に書いてやると良い。それから、メシヤ教と大いに関係のある事だと言う事も書き添えて良いですね。その中の新聞に出して良い様なのは――手紙を私に寄こして下さい。阿部さんに出して下さい。
《お伺い》また、バハイ教の幹部に会った処が、キリスト、マホメットの予言をしたと言うのは、恐らく明主様だろうと言っているそうです。
《御垂示》私が予言者ですか。それはちょっと違う。まあ、そんな点で結構です。
贖罪の為
《お伺い》浄霊しておりますと、枕元に十字を背負った観音さんが二度お立ちになり、その瞬間に真っ二つになって落ちました。また、父が岩手県の金山に行っている時、人間の死骸が菰包みになったのが見えました。そう言う事はあり得べき事で御座いましょうか。
《御垂示》ありますよ。そう言う風にして死ぬべきものだった。そう言う運命だった。それが信仰のお蔭で助かった。それを知らせてくれたんです。正守護神が、そう言う事を見せてくれた。
《お伺い》目の錯覚では。
《御垂示》そうではない。あり得べきものです。
《お伺い》十字の観音様は。
《御垂示》それは、その人の祖先で、観音さんに非常な御無礼をした人で、その罪によって――贖罪の為にね。
火の玉
《お伺い》教会の信者が亡くなる時、火の玉が枕元に参ります。
《御垂示》それが人魂と言うものです。あなたの処に暇乞いに来るんだ。
《お伺い》誰にでも見えないと言う事で。
《御垂示》そうでもないですよ。見える人もありますよ。刹那的にちょっと見えますね。それは良いんですよ。つまり、必要だけに見せられると言うのは良いんです。これは良いんです。不必要に見えると言うのはいけない。狐とか――なんだからね。あなたのは良いんですよ。
《お伺い》動物霊で、み魂が低いからと言われまして。
《御垂示》違いますよ。分からないのでね。動物霊で見る事が多いので、区別を知らないからです。
位牌に写真が入っているのは浮かばれない
《お伺い》位牌に写真が入っているのは、どう言う風に致しましたら。
《御垂示》一年位経ったらしまった方が良い。
《お伺い》位牌の中に小さい写真が入っております。
《御垂示》取り替えなければいけないですね。霊は嫌がります。なぜなら、それを見る度に思い出すでしょう。すると、霊界で向上する場合に障りになる。忘れて貰うのが良いんです。死んで間もなく――忘れるのは、これはいけないが、一年位して、それから先は忘れてしまう方が良い。浮かばれないとは、そう言う事になる。
写真に向かって浄霊?
《お伺い》入信しておりますが、孫が遠くにおりますので、孫の御守護を頂きたいと言うので、写真に向かって毎日御浄霊をしてよろしいかと言うので御座いますが。
《御垂示》遠いと言っても――何処ですか。
《お伺い》鹿児島か熊本で御座います。
《御垂示》あっちで、信仰に入ったら良いじゃないですか。
《お伺い》それ迄の間で御座います。孫に対する愛情と思われますが。
《御垂示》しかし、それは面白くないですね。それよりは、光明如来様に、早く孫が信仰に入る様にと言う事をお願いする。それで良いですね。
神社神道
《お伺い》神社神道ですが、み魂がお祀りしてある中に、御屏風観音様をお祀りさせて頂きましてもよろしいので御座いましょうか。
《御垂示》良いですよ。
《お伺い》法事は、それに従ってやってよろしいので御座いましょうか。
《御垂示》良いけれども、その場合に、天津祝詞と善言賛詞を奏げてやったら良い。