御教え*五六七の世(御教え集6号昭和27年1月3日①)

一月三日

 <前略>

 そんな様な具合で、極端に走ると言う事は伊都能売でないからです。それで私は、大乗にあらず小乗にあらず、経と緯を結ばなければならない。経と緯を結んだ真ん中が伊都能売だと言う事になるので、伊都能売式にならなければならないと言う事を常に言ってますが、処が、今迄の世界と言うのは、経と緯と両方に偏っていたんですね。そこで、それを結ぶと――結んでから初めて五六七の世になるんですからね。五六七と言うのは、経緯結んだ形ですね。一切がそうなるんだからして、とにかく宗教でもそうならなければならない。宗教と言うのは思想的なものですからね。だから精神がそうならなければならない。私は『文明の創造』を書いてますが、そう言った思想ですね――何々思想――それは伊都能売思想ですね。両方に偏らない、極端にいかない――そう言う一つの思想を、段々世界の人類に教える様な方法を取るんですがね。

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