易学の将来、生年月は運勢・性格に影響するか等『教えの光』(2.天文、地文、易学、人事等の問題)昭和二十六年五月二十日

易学の将来 

       【お伺】五六七(みろく)時代における易学の価値について御説明をお願いいたします。

    【御垂示】易学などはほとんどなくなる。吉凶禍福は人間の霊が曇っているため邪神邪霊に負けるからである。人間の霊が浄くなると霊力も強まり、邪神に犯されなくなるから凶禍はなくなる道理である。故にミロクの世は迷信的の事がなくなる。迷信が生まれるのは精神的弱さからである。科学の教える通りにやっても凶事や禍がある。そこで恐怖を抱く。そこに迷信が発生する。そのうち一番怖いのは病気である。ミロクの世には恐怖心がなくなるから、迷信はなくなる。方位方角などもなくなる。これから本教も一切の迷信をなくするようにする。世界で迷信の種類の一番多いのはドイツである。科学の一番発達した国に多いのも不思議だ。科学の中にも迷信の部分がたくさんある。科学よりも治る本教浄霊は実は真の科学であり、迷信打破である。治れば迷信ではない。治らなければ迷信であるはずである。

     

生年月は運勢、性格に影響するか

   【お伺】生まれ年、生まれ月が人間の運勢、性格に影響があるのはいかなる関係でしょうか。

    【御垂示】人間には気がつかぬがあらゆるものに変化がある。その年の気を受けるという、気候でも春夏秋冬あり、一カ月間にしても雨が多かったり天気が多かったりし、日によってもそれぞれ違う。霊的にその時の気を受けるというわけである。ついでにほかの事も話してみよう。私は十二月二十三日に生まれた。本来二十二日は冬至(とうじ)で春分は二十三日が本当である。二十二日は最も日の短い時だ。今の皇太子も同じ日に生まれられた。しかしこういう事はきっちりきまったものでなく、或程度の影響を受けるのである。この意味において何の年生まれはどうだとかいう事は或程度あたる。私は午(うま)の年の午の月の一白(いっぱく)に生まれたというので、将来、人の頭(かしら)になるという事を言われたがこれは当たっていると思う

姓名の良し悪し 

  【お伺】人間は姓名の良し悪しにて幸不幸があるそうですが、その良し悪しを正しく知るにはどうすればよいでしょうか。

    【御垂示】名前で運命が決まるとは言えない。大いに影響はあるが絶対ではない。善(よ)い名のつくのも悪い名のつくのも、その人の運勢によるのである。私など頼まれても、すらすらとつけられる時と、つけられない時がある。名前をかえるにも時期がある。いくら名前をかえても、その時その人の霊的状態によって善い悪いがある。また名は時代に合わなくてはいけない。いま木下藤吉郎とつけても天下は取れない。以前、加藤高明の総理大臣の時、その頃上野で乞食を検挙して名を調べると、同じ名で当時の新聞に出ていた事がある。よく教会で名前をかえて急に発展するのがある。名のつけ方についてはいずれ本に書く。

三隣亡は迷信 

      【お伺】「三隣亡(さんりんぼう)」に家を建てますと風等で倒れやすいと申しますが、いかがでしようか。

    【御垂示】一種の迷信である。悪い事のあるのは浄化故ゆえ、浄化が済めば良くなる訳である。

  催眠術の原理 

       【お伺】催眠術の原理。

    【御垂示】こちらの霊で向こうの霊を負かす方法である。であるから、自分の霊より以下の霊なら術がかかるが、自分より以上の霊の者にはかからない。催眠術にかかるのはたいてい女に多い。それは女の霊は男に負けるからだ。

      いずれにしてもこれは副霊の作用で、邪道であるからやらない方がよい。

     

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