症状が映る理由、臨終を知る法、長寿の秘訣『教えの光』(4、浄霊および信仰上の問題)昭和二十六年五月二十日)

 症状が映る理由  

       【お伺】教師中に、浄霊をしている患者の悪い部分と同じ場所に、痛みなどを感ずる人がありますのは、どんなわけでしょう。

    【御垂示】人間には日の系統と月の系統の人がある。月の系統の人の場合、先方の悪い所が映るのである。月の系統の人は汚れを水で洗うからで水が濁るのである。それと反対に日は焼く働きであるから、焼けば焼くほど火力は強くなる。ところが月の系統の人は病気を引き受けるから身体が弱る。以前あったひとのみちの教祖などもこの贖罪(しょくざい)療法をやり、信者の病気を引き受けては神様にお振替を願うのである。ところが願者が段だんだん殖えてきたので、準教祖といって身代わりを約十人ほど作ったのである。

 臨終を知る法  

      【お伺】重病人で脈搏以外に臨終を知る方法を御教示ください。

    【御垂示】死期を知るのは霊感が一番よいが、体的にも種々な徴しがある。すなわち死相であるが、昔から眼の縁が黒くなり、小鼻が落ちることなど言うが、一番よく判るのは顔が死人のようにみえることである。また足の甲に浮腫が来るとたいていは駄目である。しかし甲の上から上方へ平均して浮腫のあるのは一般的病気症状で、これは生命にはかかわらぬ。また唾が出なくなったり、唇がギザギザに乾くのもいけない。目に力のないのもまず見込みはない。特に頭が変になってトンチンカンなことを言うようなのは、すでに本霊が抜けているのでこれは絶対駄目である。

  長寿の秘訣  

       【お伺】民族の平均年齢について
    日本人    三十五歳  
    米国人     五十歳
    未開人     二十歳

          と発表されておりますが、文化民族のほうが高齢なのはなぜでしょうか。

    【御垂示】これは昔の統計である。いま日本人は四十七歳、米国人は六十三歳平均である。人間は頭を使うほうが長生きする。使わぬほうが早死にである。神が人間に与えてある頭脳を、できるだけ使うほうがつよい。心配で頭を使うのはいけない。また嘘をつくと始終気が咎めるから早死する。故に正しい心で嘘をつかぬことで、これが長寿の秘訣である。

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