*血液型と霊統/狐霊及び動物霊/神様の格/紅卍会/最高は白色(御垂示録12号 昭和27年8月1日⑥)

血液型と霊統...日本人は色々混っているから良い

《お伺い》血液型と霊統とは、何か関係がございましょうか。

《御垂示》それはあります。支那、朝鮮、日本と、大体三種です。あとはアイヌ型――あれはロシア系です。それから南洋の土人の型もあります。それからインド、それから西洋からも来てますから、型は随分色々あります。だから日本人は色々混っているから良いのです。

《お伺い》どの系統が火の系統になるのでございますか。

《御垂示》日本人です。

《お伺い》AとかBとかの血液型の。

《御垂示》それは分からない。物質的だから、それは医学の方です。でもこういう事は言える。一番多いのは支那系統――日本に来ているのは一番多いのです。その次が朝鮮系統。日本人系統が一番少ないのです。

狐のいたずら

《お伺い》本部の御神前の脇の障子と内玄関の脇の障子が、私の留守になると午後四時頃に地震の様に大きく揺れます。留守の時は毎日。

《御垂示》妙ですね。時間が決っているのですか。いつ頃からですか。

《お伺い》この春からでございます。

《御垂示》毎日――あなたがいればそういう事はない――狐のいたずらでしょう。あなたが居るとそれだけ力が出ないのです。狐にも色んな奴があります。非常に巧妙な奴と、それから欲張りな奴とあります。

いたずら好きな霊界の動物霊

《お伺い》霊界の動物霊はどうしていたずら好きなのでございましょうか。神霊の本にもよく出ておりますが。

《御垂示》それは、彼等は楽しみがないから、人間をだましたり怖がらせたり――そういう事を趣味にするのです。

《お伺い》西洋でも同じです。

《御垂示》奴等は他に道楽がないのです。

「霊界には銭がないから買えない」、他動物霊

《お伺い》最近のアメリカの神霊雑誌の中に、酒を飲めない人ですが酒屋の前に行くと急に飲みたくなり、飲むとヘベレケになる。家にいると飲みたくないという事で、酒飲みの霊が憑いていて酒を飲みたくてしようがないのだという事です。その人間は薄ぼんやりしているそうです。

《御垂示》そういうのはあります。それで面白いのは「霊界でも酒があるだろう」と聞くと「あります」「それを買って飲んだら良いだろう」と言うと「霊界には銭がないから買えない。だから盗むよりしょうがないが、盗むと罰を受ける。だから、どうしてもしょうがないから人間に憑って飲む」こう言うのです。西洋ではそういった動物霊の種類はどうなってますか。

《お伺い》神霊雑誌にあるのは狐、狸、蛇の霊が多いです。それから猫です。

《御垂示》そうでしょう。大体日本と同じです。天狗てんぐはどうですか。

《お伺い》天狗という名前がありません。

《お伺い》向こうの人はみんな鼻が高いので全部天狗では。

《お伺い》龍というのがあります。天狗というのは日本独特ですから。

《御垂示》日本と支那にあります。東洋のさんですから。日本の様に狐が出て、どうこうという事は聞かないでしょう。

《お伺い》狐霊という事はあります。蛇、猫。犬の霊というのは聞きません。

《御垂示》犬の霊は日本でも少ないです。馬の霊は割に多いです。

《お伺い》おうとりという鳥はあったのでございましょうか。

《御垂示》そうです。

《お伺い》現在は。

《御垂示》これは支那の鳥の様です。支那のはほとんど――模様は鳳凰ほうおう、龍です。

《お伺い》これ(御神前の花瓶の模様)が鳳凰で。

《御垂示》そうです。支那の陶器なんかで、首が鳳凰で下が龍になっているのは沢山あります。鳳龍ほうりゅうです。

氏神様へ挨拶、紅卍会

《お伺い》出張所の責任者が御浄霊の時に、かすみのようなものがまとまって人間の形になったものが目に写り「ワシはこの土地の二千年前からの先祖だ。これは結構なことではあるが、黙ってしてはならない。一応断って貰いたい」と言うので早速お参りに行きましたところ、患者が大変来るようになりました。そういう場合のお参りの方法はいかが致しましたら。

《御垂示》方法も何もない。いきなり行って、最初に、今日からこの土地を拓こうと思いますから、どうか御守護お願いします、とお願いとお断りと両方するのです。それは非常に結構なのです。私はそれをやりたいのだが、そうするといやに神道臭くなるので言わなかったのです。しかしときたま言う事はありました。

《お伺い》土地の守護神でございますか。

《御垂示》土地の氏神さんです。それは本当です。最初は丸くなって来るのです。そうして人間の形になる時に丸いのがほごれてそうなるのです。

《お伺い》光でしょうか。

《御垂示》光とも違うのです。それは神様の格にあります。高い神様だと光が相当あります。普通は白い煙です。もやの様なのです。産土うぶすなさんくらいになると薄光がある。神という名がつくと薄光がある。良い神様になると段々光が強くなってくる。産土の神というとその土地だけの光しかない。それから国魂くにたまの神様というと、相当広い範囲になる。天照大神、素盞嗚尊とかそういう神様になると、日本とか朝鮮とか、それだけの大きさの光になる。で、世界全部の光というと私に憑いているメシヤの神様です。これは世界全部になる。それで世界メシヤ教と言うのです。ですから世界という名がついているのは、メシヤ教と紅卍こうまんじ会です。紅卍会は至聖先天老祖しせいせいてんろうそという世界的の名前がついている神様ですから相当なものです。至聖先天老祖というのは国常立尊くにとこたちのみことです。ですから、私に憑いている神様というのは一番光が強いのです。お光様  なんてのは、これは私がつけたのではないが――『静岡新聞」がつけたのです。

《お伺い》あれは、お光様と言っておりますが、様の字を取っては言いません。

《御垂示》ちゃんと敬語を使っている。やっぱりみんな神様がやっているのですから。

《お伺い》紅卍会も共産党が入って来ては困るのでは。

《御垂示》それは平気でしょう。共産党は問題にしませんから――もっとずっと高いところにいる。そしてちゃんと神柱と言って信者を選んでます。そうして時節を待っているのです。ですからこの間アメリカのブレーデンさんが共産党の事を聞きましたから、問題ではないと言った。神様には問題ではないです。やっぱり、あれも必要があってやっているのですから、必要があるだけは神様が許しているので、もし必要が無くなれば共産党なんかヒョイとひねってしまいます。わけはないです。

《お伺い》賀陽宮かやのみやさんと晩餐を共にしました時に、あなたの教祖は共産党を恐るるに足らんと簡単に言われたが、それだけで言い切れないと言っておりました。

《御垂示》それはそうですが、私に言わせればそんな事は――それは神様は大変なものですから――。ですから悪は必要であったと今度の論文に書いてありますが、しかし無限に必要ではない。ある時期までです。時期がもうそろそろ近寄っているからして、悪の寿命というものは、要するに風前の灯になっている。

《お伺い》その時しきりに言うので、共産党があるので、アメリカがこれだけに育ててくれたのだと言ったら、それはそういう理屈も成立つがと、共産党に対してあんまり無関心な事が分からなかったのです。

《御垂示》それはそうです。無理はないです。大乗的な見方と小乗的の見方とあります。だからやはり根本は大乗的に見なければいけないです。やっぱり私がいつか書いた色取りです。絵を画くには赤い色も必要なのです。そうかと言って全部赤色では絵にならないから、他の色も一緒にする。そんな程度に考えていれば良いです。ところがみんな自分の国の一色にしょうとするから、それで失敗するのです。日本なんかもそうです。八紘一宇はっこういちうとか言ってみんなを日本の一色にしょうとするから酷い目に遭った。それで、世界の最高の色は白です。

神界の最高は白色

《お伺い》霊界通信では神界は金色をしているとありましたが。

《御垂示》最高はそうでないのです。最高は白です。その次は金色です。ですから白とは、色んな色をまわすと白になるでしょう。あの理屈です。その次が金色です。ですから天皇の皇の字は白の王としてあります。べるです。ですから私は寸鉄に「白光生びゃっこうせい」としたのです。大体すべての事は、一つの現われで分かるのです。

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