*動物霊の生まれ変わり 御教え集2号 昭和二十六年九月二十一日

(お 伺 い)
(一)私は今年四月十九日入信させて頂きました。入信後、毎日のごとく下痢があり胸部、腹部、背中が張り締められるごとくになり、常にガスが多量に発生致し、時折胃部に丸い玉の様な塊りができて動き回り、胃を圧迫し苦しくなり、食欲不振等間断なき御浄化の為、家業(農業)が、入信後半休の状態で御座います。私は盲腸を手術しており、その時に腸を引き出して洗っております。盲腸の手術後に胃が悪くなり、四年になります。私の父は金毘羅様の熱心なる信者で、総代をしており、家は禅宗であります。その他に稲荷、龍神等も祀っております。私は入信前は生長の家を信仰しておりました。父は私の毎日の御浄化を見ては、金毘羅様に行って拝んで貰い、薬を頂けば直ぐ治ると申し、救世教には反対をしております。私が入信と同時に御屏風観音様を御奉斎させて頂きました。

(二)長女C(六歳)が生まれて一年と三、四カ月の頃に、突然に痙攣を起し、泡を吹き、手足を硬くして、目がきつく恐ろしくなり、非常に苦しみました。その後は三十日ないし四十日に一回は必ず同じ様な引き付けをやり苦しみ、胃部に固まりができます。発作後は衰弱がはなはだしく、医師も不明と言っております。知能は全く発達の様子が見えず、生まれた時そのままで、ただ「アーアー」と言うのみで歩行もできません。しかし動作は早くて、何でも手当たり次第に破っては口に入れて齧(かじ)る癖があり、それ以外は常に夢でも見ている様な状態であります。私の家の祖母が昭和十七年三月二十六日に二度目の中風で死亡致しており、祖母の死の直前の苦しみと、長女Cが発作時に苦しむ状態が非常に良く似ております。祖母の位牌は白木ですが、別に祀ってあります。最近私が在宅中に発作が起りましたので、御浄霊を致しますと早く楽になりました。

(三)次男S(四歳)は生まれた時から骨が軟らかく、現在に至るも歩行はできず、医学では「クル病」との事で御座います。頭脳の働き及び身体の運動状態は生後一年半位の程度で御座います。目がきつく鼻汁を常に出しております。

 以上三名の御浄霊の箇所を御願い申し上げます。

〔御 垂 示〕
(一)洗っているとは蛙みたいだな。下痢は結構です。お腹の中に薬毒が沢山ある。玉の様なものは、これは霊です。邪霊ですね。金毘羅さんの霊ですね。金毘羅さんは海の神様で、漁師とか――そう言う者を護るので、病気には関係がない。金毘羅さんと言うのは、邪神が沢山邪魔してます。邪神が胃を圧迫してメシヤ教を止(や)めさせ様と言うんです。そうして悪くして、お父さんに憑って――総代をしている位ですから――止めさせ様と言うんです。これに引っかかると大変です。それですから、その金毘羅さんの霊が邪魔しますから、治りがすっといかない。そこで、どうしたら良いかと言うと、この人はメシヤ教に徹底するんです。つまり邪魔されると言うのは隙(すき)があるからで、信仰に隙があるからやられる。だからメシヤ教一本で断呼としてやり、できるだけ御神書を読むんです。そうすると奴さんは駄目だと諦めて出ていく。今は、本物と贋物との闘いです。そうするうちにお父さんが閉口する様になる。稲荷や龍神――こう言うのも手伝いますからね。生長の家は、可もなければ不可もない。金毘羅さんに行けば治ると言うのは――これは奴さんが憑って言わせるんです。メシヤ教に反対してと言う、之なんです。正邪の闘いが起っている。肉体のね。ここで迷ったら救われない。断固として心で定めちゃう。そうすると先は来れない。こっちに隙があるからなんです。総代なんかに、メシヤ教に行かれたら大変な損害になるのでやっているので、危ないです。

(二)白木の位牌は長く置いてはいけないですよ。白木の位牌は四十九日迄が本当です。それからは普通の位牌で、それから先は、霊が嫌がります。お気付けがありますよ。人間が間違うと霊界はちゃんとその通りに響きます。だから霊界では、行く所に行けないと言う事になる。痙攣――これは水死して苦しんで死んだ霊ですね。赤ん坊だな。つまり生まれたての子供を、落っこちたか、投げ込んだかして水死したのを祀ってないか、あるいは相当大きくなってから流産したのを祀ってないので、行き所がないのでくっついた。動作が早いと言うのは、動物霊です。ですから、赤ん坊と言うのは、動物霊が生まれ変って来たのですね。動物霊の習性が多分に残っている。夢を見ている様なと言うのは、死んだ時の状態です。祖母の霊も憑いているらしいですね。ですから、祖母の霊が憑いている時は、祖母の状態を現わす。やはり、霊が二つも三つも憑く場合がある。人間と動物と両方憑く場合もあります。動物が憑って死ぬ事もありますね。

(三)これは蛇の生まれ変りだ。これは治らない事はないがね。蛇がまだ充分に浄化されないうちに生まれるからで、蛇みたいにグニャグニゃする。これは浄霊していると段々普通になって来る。鼻汁が出るのは非常に結構ですね。これは気長にやれば治ります。随分しかし、厄介な病気ですね。まあ――一生懸命に信仰して、一人でも多くの人を助ける様にすると、神様の御恵みによって――御守護によって早く治りますね。そうしているうちに、いずれお父さんも金毘羅さんを止(や)めます。祖先のほうが変わるからね。

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