*霊的と薬毒/舞踏病/脳水腫/死霊/職業と霊/(御垂示録12号 昭和27年8月1日④)

痛みの薬毒と霊的との違い

《お伺い》一月から二月にかけていつも同じ時刻に痛む場合は一応霊的と考えてよろしいのでしょうか。

《御垂示》霊的とは限らない。薬毒でもそういう事はあります。あるけれども霊的の方が多いです。どこが痛むのですか。

《お伺い》一人は五十五歳位の男で結核と言われ、昼の一時頃になると腹部から胸にかけて痛みます。もう一人は三十五歳位の男で、腸結核で半年間血便が出、下痢もあり衰弱がひどく、夜中の十二時より二時頃にかけて腹部の固結が激しくそこが痛みます。

《御垂示》最初のは霊的です。後のは薬毒です。その違いがあります。

憑いている霊は形によって大抵分かる(舞踏病など)

《お伺い》八歳の男子でございますが、毎晩同じ時間に舞を踊るそうでございますが、霊的でしょうか。

《御垂示》霊です。

《お伺い》どういう霊がそういう事をするのでございますか。

《御垂示》色々あります。猫なんか多いです。それから狐。大抵猫と狐です。

《お伺い》赤ん坊で死んだのを祀ってないのがあるそうですが、そういうのは霊界に行って。

《御垂示》しかしその霊は踊りとは関係ありません。しかし猫や狐の為に――死んだ人間の霊にそのまま猫が憑いていて、そうすると死んだ人間の霊は畜生道に堕ちるから、それが憑く場合もある。しかし、元は猫だと、こういう事になる。しかし信仰で治ります。舞踏病というのがありますが、あれは始終踊るのです。私が先に見た舞踏病は、見ていると時々こうやるのです。ちゃんと形が決っているのです。五分位の間隔を置いてこうやるのです。

《お伺い》その形と同じだそうでございます。

《御垂示》そういう舞踏病はただ猫が踊るとかそういうのではない。そういう形をして死んだ霊です。そういう霊が憑いていると、その通りの形をするのです。それは死ぬ時の形をする霊と、そういった動物霊で踊りの好きな霊――そういうのが踊っているのがあります。形によって大抵分ります。

脳水腫….水死した霊

《お伺い》生後九ヶ月に脳水腫を。

《御垂示》頭が大きいのですか。

《お伺い》相当に大きく、手足に幾分痙攣を起し、痙攣は止りましたが熱が増し、前後頭部も出ており、今は脳天に溝が入り、それよりは状態はあまり変りません。御浄霊の急所はどこでございましょうか。

《御垂示》やっぱり膨れたところです。

《お伺い》固い所と柔い所とございます。

《御垂示》それは固まった所とそうでない所があるからです。固い所を余計やったら良い。それは、土左衛門――水死した霊です。そして水を沢山飲んでさかさまになった。それで頭に水が行ったのです。で、死んでからやっぱりそれが残っている。

前の方に物を持つと一歩も進まない

《お伺い》四十二歳の女。前の方に物を持つと一歩も進みませんが、後ろに持つといくらでも進みます。どういう関係でございましょうか。

《御垂示》死ぬ時に前からパッとやられて死んだ霊です。ですから前に進んだら大変だという観念がついているからです。

猫と憑霊

《お伺い》信者で猫を飼っておりますが、一匹の方が蛇をくわえてまいり。

《御垂示》つまり蛇が好きなのです。その猫は蛇を食べるのではないですか。

《お伺い》縁の下に持って来ますが、それからは分かりません。

《御垂示》やっぱり食べるのでしょう。別に、蛇を殺すだけではないでしょう。その時蛇は死んでますか。

《お伺い》死んで居ります。

《御垂示》やっぱり食べるのです。それは、その猫に、また蛇を食う霊が憑いているのです。例えてみれば、鳥の雉子きじの霊――あれは蛇を食べるのです。それから鷹だとか、そういった霊が猫に生まれ変わったか、猫に憑いているか、どっちかです。猫の性能ではないです。

《お伺い》そこの家と関係がございましょうか。

《御垂示》別に関係はないでしょう。けれども全然関係がないとも言えない。例えてみれば人間で蛇を食うのが好きな人がありますが、そういうのが死んで、そうして猫に――そこの関係がある。家で猫を可愛がっていた人か何かで蛇を食べるのが好きな人がいて、また猫が可愛がられていたためにその人に猫が憑って――長くいる内に畜生道に堕ちますから、猫になって、それが猫に生まれ変わって来ると、そういう様な意味もない事はないです。

《お伺い》蛇を食べます方が御神前によく休みます。

《御垂示》それでは今言った事が合って来ます。元は人間であった為に、猫に堕ちた為に早く救われたいので光明如来様にお願いする訳です。それは正守護神の指図もあります。それらしいです。

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