*医療の害(御教え集4号昭和26年11月28日⑤)

《お伺い》二十四歳の男子。昨年一月に下腹部の苦痛と尿の濁りに、驚いて医者にかかり、尿道炎との事でペニシリン十本、ダイアジン三十本を注射しましたが何の効果なく、八月には睾丸結核で、右を手術にて取り去りましたが変化なく、他の医師に診て貰いました処、右腎臓結核故、至急手術せよと言われ、十二月手術しましたが、なおはっきりせず、今年一月には両肺浸潤と言われ、以後気胸を左肺に行って参りましたが、三月頃より猛烈に尿道が痛み、全く不眠状態となりましたので、またペニシリン四十本を打ち、レントゲンで焼き固めて参りましたが、依然として痛みは取れず、九月には医者も全快不能と言い、死を待つばかりでしたが、十一月に御道を知り、九死に一生を念じつつ御浄霊を頂きました処、十日目頃より猛烈な下痢の御浄化を頂き、激痛は殆んどなくなりました。しかし、尿は二十分に一回ずつ御座いますが、完全なる体になるとは思われませんが、今後いかなる方法をさせて頂きましたらよろしゅう御座いましょうか。

《御垂示》全快不能と――これがおかしいんですね。全快不能にしたんですからね――御自分がね。放ったらかして置けば、ちゃんと治っちゃうのを、一生懸命に病気保存法をやった訳ですね。実に――これをどうしても知らしてやらないと、人間は可哀想ですよ。いかなる方法って、つまり浄霊ですね。これは、睾丸結核なんて、これは間違いらしいね。と言うのは、手術にて方法なく――と言うんですからね。もし、それが病気の原因なら良くならなければならない。それが、変化なく――と言うんだから、誤診だった訳ですね。右腎臓結核――これも誤診ですね。と言うのは、手術をしても、なおはっきりせず――と言うんだからね。両肺浸潤――これは本当でしょう。肺浸潤と言うのは、さっきも言った通り結構なものですから、放ったらかして置くと良い。これは薬毒ですよ。小便に薬毒が混じって尿道を荒らす、そこに小便がしみますから、それで痛む。痛みは取れず――見当が違いますからね。全快不能――実に罪悪ですね。これは何でもないのを、段々やって命迄奪うんですからね。実に大変な、恐るべきものですね。この人のは、大した病気はないんです。これは、医者がつくったんです。つくったと言うのは、レントゲンが――薬毒が一番ですね。未だ、年も若いしするから、まあ――仕事ができる位に迄は治るでしょう。しかし、その間浄化がありますから――しかし若いから大した事はないです。咳だとか下痢だとか、それから濃い小便だとか、そんな程度ですから。そう悲観する事はありませんね。実際、お医者が散々壊したのをこっちで修繕するんだからね。うんと金を使って壊して貰うんだから、之程愚かな、悲惨な話はないですね。

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